非常に強い台風8号 吹き返しの風に厳重な警戒を
2018年7月10日(火)19時0分 ウェザーニュース
2018/07/10 19:08 ウェザーニュース
10日(火)18時現在、非常に強い台風8号(マリア)は、宮古島付近を1時間に30kmの速さで西北西に進んでいます。
直径430キロの暴風域が、先島諸島にかかっています。すでに台風8号は宮古島上空を通過しましたが、引き続き、吹き返しの猛烈な風には厳重に警戒し、不要不急の外出は控えてください。
▼実況 (7月10日 18時現在)
存在地域 石垣島の北東約90km
大きさ階級 //
強さ階級 非常に強い
移動 西北西 30 km/h
中心気圧 940 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
吹き返しの風にも警戒
衛星画像と雨雲レーダー(いずれも18時)
台風の接近に伴って先島諸島は急激に風が強まり、最大瞬間風速は下地島で44.8m/s、宮古島で43.1m/sを観測しています。
▼観測された最大瞬間風速
下地 44.8 m/s
宮古島 43.1 m/s
鏡原 41.2 m/s
台風は夜にかけて西に離れていきますが、台風の東側に活発な雨雲が広がっていて、吹返しの風が非常に強く吹き、暴風雨が継続するおそれがあります。台風の中心が離れた後もしばらくは暴風雨に警戒が必要です。
また、沖縄本島周辺を含めた広い範囲で海上は大しけとなります。天気がそれほど荒れていないエリアでも、海岸付近は危険ですので、出来るだけ近づかないようにしてください。
台風の名前「マリア」
Mariaは、米国の女性の名前が由来です。
台風の名前は、「台風委員会」(日本ほかアジア地域14カ国等が加盟)などが提案した名前が、あらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。