今週末も梅雨空続く 雨が強まる地域は

2020年7月17日(金)18時49分 tenki.jp

18日は、関東甲信・東海で午前中を中心に激しい雨が降る可能性があります。また、18日午後は東北から沖縄の広い範囲で局地的に雨や雷雨となるでしょう。19日も東北から近畿、九州南部で雨が降りやすいでしょう。

18日 午前中心に関東甲信や東海で大雨のおそれ

この週末、大雨が心配される地域は、関東甲信や東海地方です。
あす18日は、本州の南岸に沿うように伸びる梅雨前線上を、低気圧が通過します。そのため、関東甲信や東海地方で今夜からあす18日午前中を中心に激しい雨が降る可能性があります。

大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴って激しい雨が降り大雨となる所があるでしょう。
今夜からあす18日午後6時までに、多い所で1時間に、伊豆諸島で50ミリの非常に激しい雨、静岡県で40ミリ、関東南部や甲信地方で30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
また、今夜からあす18日午後6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で以下の通りです。
関東地方北部  60ミリ
関東地方南部 100ミリ
甲信地方    80ミリ
伊豆諸島   150ミリ
静岡県    140ミリ
雨のピークは今夜から18日午前中にかけてと予想されますが、18日いっぱい土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要です。

18日午後 雨の範囲広がる 岐阜県などの被災地も注意を

18日午後になると、関東甲信や静岡県の雨はピークを越えますが、雨の範囲が広がって、東北から沖縄の広い範囲で局地的に雨雲が発生し、雨が降るでしょう。雷を伴って強く降る所もありそうです。
特に、先日の雨で被災した岐阜県では、雷を伴って激しく降るおそれがあります。また、熊本県をはじめとした九州でも、それほど強い雨は予想されていないものの、これまで降った雨で地盤が緩んだり、河川の水位が上がっている所があります。こまめに最新の気象情報や防災情報を確認するようお願いします。
19日は、東北から近畿と九州南部で、前線や湿った空気の影響を受けて、雨が降りやすいでしょう。

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