大型で非常に強い勢力の台風5号 明日の沖縄・先島は大しけのおそれ
2023年7月25日(火)17時30分 ウェザーニュース
2023/07/25 16:33 ウェザーニュース
7月25日(火)15時現在、大型で非常に強い勢力の台風5号(トクスリ)は引き続き発達しながら、フィリピンの東を北西に進んでいます。明後日27日(木)頃に台湾の西側を進む予想で、沖縄では先島諸島を中心に高波や強い風、雨に注意が必要です。
▼台風5号 7月25日(火) 15時
中心位置 フィリピンの東
大きさ階級 大型
強さ階級 非常に強い
移動 北西 15 km/h
中心気圧 935 hPa
最大風速 50 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 70 m/s
うねりも加わり海は危険
26日(水)15時の波浪予想
台風は海面水温が高く、発達に適した風の条件の海域を進んでおり、発達を続けています。明日26日(水)にかけてが発達のピークで、中心気圧は925hPaまで下がる予想です。
大型ということもあり強い風の吹く範囲が広く、沖縄ではすでに波が高くなってきています。明日26日(水)には先島諸島近海で大しけとなるおそれがあり、うねりも加わって波が非常に高くなるため、海には決して近づかないでください。
風の強まりにも注意が必要で、明日にかけては東寄りの風が、明後日は南寄りの風が強く吹く見通しになっています。強い風は28日(金)頃にかけて続くため、飛ばされやすいものは屋内に片付けておいた方が安心です。
また、沖縄本島も含めて、台風周辺の非常に暖かく湿った空気の影響で局地的に雨雲が発達し、強い雨が断続的に降るおそれがあります。横殴りの雨で視界が悪くなる可能性があるため、雨が強い間の不要不急な外出は控えてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風5号の名前「トクスリ(Doksuri)」は韓国が提案した名称で、わし(鷲)を意味する語からとられています。