強い台風7号 紀伊半島に上陸か 暴風や大雨災害に厳重警戒 各地の荒天のピーク期間

2023年8月13日(日)15時35分 tenki.jp

強い台風7号は、15日(火)に紀伊半島に上陸し、近畿から北陸付近を縦断する恐れがあります。東海や近畿を中心に猛烈な風が吹き、大雨となる恐れがあります。四国や関東甲信、北陸も雨や風が強まるでしょう。各地の暴風や大雨に警戒が必要な期間をまとめました。

台風の進路と特徴

きょう13日、台風7号は八丈島の南の海上を北上しています。台風は、14日(月)にかけて、本州の南の海上をゆっくり北上して、15日(火)は紀伊半島に上陸し、近畿から北陸付近を縦断する恐れがあります。その後、16日(水)は次第に日本海を北へ進む見込みです。
台風7号の動きはゆっくりで、台風の上陸前から台風周辺の湿った空気が流れ込みが続くため、近畿から関東甲信では大雨となる恐れがあります。また、台風の暴風域は比較的コンパクトなため、台風が接近すると急激に風が強まる恐れがあります。

各地の暴風や大雨の警戒期間

一番上の図は各地の大雨や暴風の警戒期間です。
【東海】14日(月)から15日(火)にかけて、猛烈な風が吹く恐れがあります。また、14日(月)午前中から台周辺の湿った空気が流れ込み、雨脚が強まるでしょう。14日(月)夜から15日(火)は台風本体の活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。特に、紀伊半島の南東斜面を中心に記録的な雨量となる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
【近畿】14日(月)から非常に強い風が吹き、15日(火)は猛烈な風が吹く恐れがあります。また14日(月)は南部を中心に雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。15日(火)は台風本体の活発な雨雲がかかり、大雨のピークとなる見込みです。大雨災害に警戒が必要です。
【四国】台風の北上に伴い湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となる見込みです。14日(月)夜は激しい雨の降る所があるでしょう。15日(火)は台風の進路によっては、暴風や警報級の大雨となる可能性があります。
【関東甲信】14日(月)は台風周辺の湿った空気の影響で、断続的に雨で、午後は雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。15日(火)も断続的に激しい雨の降る所があり、神奈川県を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。風も強まり、15日(火)は長野県を中心に暴風が吹く可能性があります。
【北陸】15日(月)から16日(火)にかけて、風が非常に強く吹く所があるでしょう。台風の進路や発達の程度によっては、暴風や警報級の大雨となる恐れもあります。
東海や近畿を中心に大荒れが予想される期間は交通機関が大きく乱れる恐れがあります。最新の交通情報にご注意ください。海上はうねりを伴って大しけとなりますので、海岸付近には近づかないようにしてください。また、東海や近畿、北陸では潮位が高くなる所があるでしょう。高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に注意・警戒が必要です。
なお、台風の進路や進む速度によっては荒天の期間が変わる可能性があります。最新の台風情報をご確認ください。

台風が近づく前の対策 暴風に備えて

台風の暴風が怖いのは、いざ暴風になると、身動きが取れなくなるということです。そこで、暴風に対して、事前に3つの点について、確認したり、備えたりしておく必要があります。
1つめは、雨どいや側溝などを掃除して、水はけを良くしておきましょう。落ち葉などで側溝が詰まって水が流れないと、道路が冠水する原因となります。
2つめは、屋外に置かれている、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。商店などでは、看板が飛ばされたり、自動販売機が倒れたりしないか、確認してください。
3つめは、暴風で飛ばされてきたもので、窓ガラスが割れないよう、窓は鍵をかけ、雨戸があれば閉めましょう。窓ガラスにガムテープを貼ると、風圧に耐えられるようになります。もしガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぐために、カーテンも閉めておいてください。

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