関東は雷雲が去り秋を思わせる空 幻日などの虹色現象が出現
2020年8月23日(日)17時50分 ウェザーニュース
2020/08/23 17:44 ウェザーニュース
今日23日(日)の関東は午前中から各地で雷雨に見舞われました。夕方になって雷雨をもたらした積乱雲は少なくなって、秋を思わせる空が広がっています。
空高い所に広がる巻雲
青空に刷毛で描いたような雲は「巻雲」です。雲の中でも最も高い所に現れるもので、空の高さが実感できます。上空は気温が低いため、巻雲は氷の粒で構成されています。
幻日などの虹色現象が現れる
巻雲のような氷の粒で出来た雲が広がった時に現れるのが、幻日やアークなどの虹色現象です。氷の粒で屈折された太陽の光が見えるもので、神奈川県葉山町では太陽の左側に、虹色のはっきりした幻日が確認されています。
明日24日(月)は上空の寒気が抜けるため大気の不安定な状態は今日に比べると解消され、晴れる所が多くなる見込みです。夏の象徴である入道雲が目立つか、秋を感じる巻雲などが広がるか空の様子に注目です。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)