台風遠くても 関東は横なぐりの雨

2017年8月30日(水)16時38分 tenki.jp

大型の台風15号は、あす31日(木)に「強い」勢力に発達。関東は台風からまだ離れていますが、あすは風が強まり、沿岸部は横なぐりの雨に。2日(土)にかけて強風や高波の影響が長引きそうです。

台風15号の予想進路(30日午後3時50分発表)

台風15号は大型 あすは「強い」勢力に

大型の台風15号は、きょう30日(水)午後3時現在、父島の東南東を1時間に10キロの速さで西へ進んでいます。15号は発達しながら小笠原諸島にさらに近づき、あす31(木)は「強い」勢力となる見込みです。父島はすでに暴風域に入っており、今夜遅くからあすにかけて猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなるでしょう。また、非常に激しい雨の降る所があり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。15号は強風域が広く、動きが今後、さらに遅くなるのが特徴です。このため、小笠原諸島は荒れた天気が長く続くでしょう。

関東への影響は

台風15号は、あすは進路を北よりに変えて、ゆっくり北上します。あす、あさってと、関東からはまだ離れていますが、関東付近には前線が停滞し、湿った空気が流れ込むことから、沿岸部を中心に発達した雨雲がかかるでしょう。また、関東付近で等圧線の間隔が狭くなるため、北よりの風が強まります。沿岸部では強い風にあおられて転ぶ人がいるくらいで、横なぐりの雨となる所もありそうです。海岸付近を通る列車など、交通機関への影響にも念のためご注意ください。
あさって1日(金)にかけては次第に雨の範囲が広がり、風の強い状態が続きます。気温は20度を少し上回る程度と、半袖だとヒンヤリする所もありそうです。あす・あさってのお出かけは、羽織る物やレインコート、タオルなどがあるとよいでしょう。なお、千葉県から茨城県にかけての海上では、あす以降、非常に強い風が吹き、海上は次第に大しけとなる見込みです。高波に警戒が必要です。

土曜日頃まで注意

台風15号は2日(土)から3日(日)にかけて、速度をあげて、日本の東を北上します。台風の進路次第では、2日(土)の関東地方は雨や風がさらに強まり、荒れた天気となるでしょう。列車の運行が乱れるなど、交通機関への影響が広がることも考えられます。台風の北上スピードによっては、1日(金)の帰宅時間に影響が出るかもしれません。最新の台風情報をこまめに確認してください。

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