寒冷前線が北海道を通過中 雨のあとは秋らしい陽気に
2024年9月11日(水)10時4分 ウェザーニュース

2024/09/11 09:54 ウェザーニュース
今日11日(水)は北海道を寒冷前線が通過しています。前線は弱まりながら南下し、午後は雨の止む所が増える見込みです。
雨の後は秋らしい空と体感になります。
前線通過時は局地的に本降りの雨
北海道のはるか北を進む低気圧からのびる寒冷前線が昨夜遅くから北海道にかかり、今朝は道北の上川地方や道央を中心に雨を降らせています。局地的に雨雲が発達し、増毛町では3時20分までの1時間に12.0mmのやや強い雨を観測しました。札幌市でも7時40分までの1時間には3.0mmの雨を観測しています。
前線は弱まりながら南下していて、昼頃には雨の止む所が増える見込みです。道南の渡島半島付近は雨の降りやすい天気が続きますので、出かける時に雨が降っていなくても折りたたみの傘をお持ちください。
前線の北側は秋の空気
現在通過している前線は季節を分ける前線で、北側は秋の空気、南側は夏の空気に覆われています。
すでに前線が通過した道北の宗谷地方では青空が広がり、稚内市の湿度は50%を切ってきました。気温も20℃台前半と、過ごしやすい陽気になっています。
雨が降っている札幌市や旭川市では現在は20℃前後で、ウェザーニュースのアプリを通していただいた体感報告では「涼しい」という報告が多い状況です。
前線の南下とともに秋の空気に覆われる範囲が拡大して、今夜は北海道の各地で肌寒いくらいになりそうです。昨日からの体感変化が大きくなりますので、体調を崩さないようお気をつけください。