東日本の空にWリング 幻日環とハロの共演
2021年9月13日(月)12時6分 ウェザーニュース
2021/09/13 12:01 ウェザーニュース
今日13日(月)の東日本は朝から虹色現象が多数見られています。昼前になって「幻日環」も出現し、「ハロ」と二重の輪になりました。
幻日環とは
太陽を中心として現れている環はハロ(日暈)です。それとは別に太陽の中心を通る光の環も同時に見られており、こちらが幻日環になります。
「幻日環」は天頂を中心として、太陽を通る光の環です。高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶が太陽の光を主に反射することで現れるため、分光はされずに白く見えます。
太陽の高度によって見かけの環の大きさが変化し、高度が高いほど小さく見えます。太陽高度が68度に達すると、幻日環の見かけの大きさはハロとほぼ同じになり、同時に出現した場合は、ふたつの光のリングが交差するように見えます。
今、幻日環が見られている地域では、この後の大きさの変化にも注目です。
※太陽を直視すると、失明など目に重大な影響が出るおそれがありますので、絶対に避けるようにしてください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)