九州で総雨量600ミリ 土砂災害に警戒 本州でも雨雲発達中 急な激しい雨など注意

2023年9月18日(月)12時44分 tenki.jp

18日(月:敬老の日)は、九州〜北海道のあちらこちらで、雨雲が発達しています。九州では、降り始めからの総雨量が600ミリを超えた所もあり、土砂災害に警戒が必要です。午後は、本州でも急に「激しい雨」となるおそれがあり、落雷・竜巻などの突風にも、ご注意ください。

九州北部 土砂災害に警戒

18日(月:敬老の日)は、日本海から北海道付近へのびる「秋雨前線」に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込んでいるため、九州〜北海道のあちらこちらで、雨雲が発達しています。
特に、九州では先週末から大雨が続いていて、降り始めから18日10時までの降水量は、佐賀県唐津市で316.0ミリ、長崎県平戸市では639.5ミリに達しました。長崎県平戸市の平年9月ひと月分の降水量は223.5ミリなので、およそ2.9倍です。
(降り始めは、佐賀県唐津市は13日15時、長崎県平戸市では13日22時。なお、長崎県平戸市は欠測を含む。)
九州北部では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。18日夕方にかけて、土砂災害に警戒が必要です。

九州〜東北 局地的に「激しい雨」や「非常に激しい雨」

九州だけでなく、中国、四国〜東北でも、18日午後は、局地的に「激しい雨」が降るでしょう。関東北部など「非常に激しい雨」の降る所もありそうです。
「激しい雨」とは、道路が川のようになるくらいで、高速道路を走る車はブレーキが効かなくなるほどです。さらに「非常に激しい雨」とは、滝のように降る雨で、傘が全く役にたたないレベルです。
また全国的に大気の状態が不安定になっているため、局地的にカミナリが鳴るでしょう。落雷・突風・局地的な大雨など、天気の急な変化に、十分お気をつけください。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の前兆

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)の、前兆となる現象は、大きく3つ挙げられます。
①「真っ黒な雲が近づいてきた」
ゲリラ豪雨をもたらすような、発達した積乱雲は、真っ黒に見えます。黒い雲が速いスピードで動いているように見えたり、晴れていたのに、急に空が暗くなったりするのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
②「雷の音が聞こえてきた」
ゴロゴロという音が聞こえてきたら、雷雲が近づいています。また、稲妻が見えるのも、ゲリラ豪雨のサインの一つです。
③「急に冷たい風が吹いてきた」
発達した積乱雲からは、雨粒とともに、冷たい風が勢いよく吹き降りてきます。風の変化にも、注意が必要です。
このような前兆を感じたら、すぐに安全な所へ避難してください。また、雷注意報が発表されている時や、天気予報で「大気の状態が不安定」、「天気が急変」という言葉を聞いた時には、ゲリラ豪雨の可能性がありますので、ご注意ください。

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