猛烈な台風15号の影響で父島は20m/s超の強風 海上は大しけが続く
2023年10月13日(金)10時0分 ウェザーニュース
2023/10/13 09:55 ウェザーニュース
10月13日(金)9時現在、大型で猛烈な台風15号(ボラヴェン)は小笠原近海を北東に進んでいます。
中心気圧は915hPaと若干上昇して衰弱過程に入ったものの、依然として猛烈な勢力です。
▼台風15号 10月13日(金)9時
中心位置 小笠原近海
大きさ階級 大型
強さ階級 猛烈な
移動 北東 35 km/h
中心気圧 915 hPa
最大風速 55 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 75 m/s
小笠原諸島 今日が強風や高波のピーク
13日(金)午後の波の予想
小笠原諸島は台風の強風域からは抜けたものの、風が強まっています。父島では6時51分に最大瞬間風速22.7m/sを観測しました。強風のピークは昼頃までで、午後になると台風が遠ざかるとともに次第に収まっていく見込みです。
また、小笠原諸島の海上ではうねりを伴った大しけとなっていて、波の高さは7mと予想されています。明日14日(土)も海上はしけが続きますので、晴れていても油断をしないようにしてください。
台風は明日以降も北東に進み、日本からは離れていく予想です。本州からは遠く離れていても、14日(土)にかけて西日本〜東日本の太平洋沿岸にうねりが届くことが予想されます。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風15号の名前「ボラヴェン(Bolaven)」はラオスが提案した名称で、ラオス南部の高原の名前からとられています。