【台風第２２号に関する情報】平成29年10月29日04時55分 気象庁予報部発表

平成29年 台風第22号に関する情報 第59号
平成29年10月29日04時55分 気象庁予報部発表


台風第２２号は、九州南部にかなり接近しています。３０日にかけて、西日本と東日本の太平洋側では、猛烈な風が吹くところがあり、海は大しけとなるでしょう。暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波、大雨に警戒してください。


［台風の現況と予想］
　台風第２２号は、台風第２２号は、２９日４時には屋久島の南東約３０キロにあって、１時間におよそ３０キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は９７５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は３０メートル、最大瞬間風速は４５メートルで、中心から半径１５０キロ以内では風速２５メートル以上の暴風となっています。
　台風第２２号は、勢力を維持し、速度を上げながら日本の南海上を東北東へ進むでしょう。台風は３０日未明までに日本の東で温帯低気圧に変わる見込みです。

［防災事項］
＜暴風・高波＞
　台風の接近により、九州南部では猛烈な風が吹き、南西諸島や九州南部・奄美地方の海は大しけとなっています。
　九州南部では、２９日朝にかけて猛烈な風が吹き、２９日昼過ぎにかけて海は大しけとなるでしょう。また、西日本と東日本の太平洋側でも、３０日にかけて猛烈な風の吹くところがあり、海は大しけとなるでしょう。
　３０日は北日本でも風が強まり、海は大しけとなる見込みです。

　２９日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、　
　　九州南部、伊豆諸島　　　　　　　　３０メートル（４５メートル）
　　奄美地方、四国地方、近畿地方、東海地方、関東地方
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５メートル（３５メートル）
　　九州北部地方、北海道地方　　　　　２０メートル（３０メートル）
　３０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
　　北海道地方　　　　　　　　　　　　２５メートル（３５メートル）　
　　関東地方、伊豆諸島　　　　　　　　２３メートル（３５メートル）

　２９日に予想される波の高さは、
　　九州南部・奄美地方、伊豆諸島　　　　　　　　　８メートル
　　沖縄地方、四国地方、近畿地方、東海地方、関東地方
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　７メートル
　３０日に予想される波の高さは、
　　東海地方、関東地方、伊豆諸島　　　　　　　　　７メートル
　　北海道地方　　　　　　　　　　　　　　　　　　６メートル
　です。
　
　暴風に厳重に警戒し、うねりを伴った高波に警戒してください。

＜大雨・雷・突風＞
　九州南部では猛烈な雨の降っているところがあります。
　九州南部・奄美地方では、２９日朝にかけて、非常に激しい雨が降り、局地的に猛烈な雨の降るおそれがあります。西日本から東日本の太平洋側でも、２９日は激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みです。
　３０日０６時までの２４時間に予想される雨量は、多いところで
　　東海地方　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００ミリ
　　近畿地方、北陸地方、関東甲信地方　　　　　　１５０ミリ
　　四国地方　　　　　　　　　　　　　　　　　　１２０ミリ
　　九州南部、東北地方　　　　　　　　　　　　　１００ミリ
です。
　大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

［補足事項等］
　今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
　次の「台風第２２号に関する情報（総合情報）」は、２９日１１時頃に発表する予定です。