2週間天気 年末のころの強い寒波襲来で24日~25日は日本海側は平地でも大雪か

2023年11月19日(日)5時51分 tenki.jp

今週は天気と気温の変化が大きくなるでしょう。前半は穏やかに晴れますが、後半は年末のころの強い寒気襲来で日本海側は平地でも大雪の恐れがあります。大雪や吹雪による交通機関の乱れなどに警戒が必要です。全国的に真冬並みの寒さにもなります。体調管理にもご注意ください。

1週目(20日〜26日)24日〜25日は大雪・吹雪の恐れ

今週は前半と後半で季節が大きく変化しそうです。暖かい太陽の光で気持ちよい秋の陽気から大雪や痛いくらいの冷たい風により真冬の並みの寒さと変化が大きい一週間になるでしょう。では詳しく見ていきます。
あす20日(月)は、気圧の谷が通過するため。北海道や東北、北陸を中心に雪や雨が降るでしょう。関東から九州にかけては、おおむね晴れる見込みです。
あさって21日(火)と22日(水)は、高気圧に覆われて、全国の広い範囲で晴れるでしょう。23日(木:勤労感謝の日)も引き続き晴れる所が多くなりますが、気圧の谷が大陸から日本海に進むため、日本海側は天気がゆっくり下り坂です。北海道では雨の降る所がありそうです。
24日(金)と25日(土)は、上空には年末のころの強い寒気が流れ込む見込みです。日本海側は雪や雨の降る所が多くなるでしょう。北海道や東北、北陸では平地でも大雪になる所もありそうです。風が強いため吹雪にも注意が必要です。また、寒気が強いため太平洋側にも雪雲が流れ込むこともありそうです。交通機関が乱れる恐れもあります。最新の情報を確認して、予定の変更もご検討ください。
26日(日)になると上空の寒気は徐々に日本の東に抜けますが、一部で影響が残りそうです。
気温は週半ばまでと後半では大きく変化しそうです。最高気温で見ると、23日(木)までは、平年より高い所が多く、関東から九州にかけては20℃以上、東北や北陸でも20℃近くまで上がる予想です。昼間は薄手の上着でも過ごせるくらいでしょう。24日(金)以降は、寒気の影響で気温が下がるでしょう。特に25日(土)は、札幌は0℃と凍えるような寒さでしょう。仙台は5℃、新潟は7℃と、真冬並みの寒さとなりそうです。東京は12℃と前日より10℃以上気温が下がる予想です。名古屋、大阪、福岡も10℃くらいと平年を5℃前後低い予想です。26日(日)になると東京も10℃に届かない見込みで、厳しい寒さとなりそうです。気温の変化が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。

2週目(27日〜12月2日)今年もラスト1か月 12月最初の天気は

27日(月)以降は、冬型の気圧配置は長続きしませんが、北日本の日本海側や北陸は寒気の影響を受けやすいでしょう。曇りや雨の日が多く、雪の降る所もありそうです。周期的に寒気が強まり、近畿北部〜九州北部にかけても雨や雪の降る日があるでしょう。
太平洋側は晴れる日が多く、小春日和となりそうです。ただ、日本の南には時々雨雲が通過する予想になっています。この雨雲が予想より、北上すると天気が崩れる可能性はあります。
そして予報の最後の方には12月が入るようになりました。今年も残り1か月です。天気は日本海側はスッキリしない天気ですが、太平洋側は晴れる所が多くなりそうです。
最高気温は、北海道は5℃以下の日が多く、昼間も震えるような寒さが続きそうです。朝は氷点下の日も多いでしょう。寒さ対策はしっかりして、体調管理にご注意ください。東北と北陸は11℃〜14℃くらいで、平年並みくらいでしょう。関東から九州は、15℃〜18℃くらいの日が多く、この時期としては比較的過ごしやすくなりそうです。ただ、朝は冷えて、場所によっては氷が張るくらいの冷え込みの所もある予想です。師走に入り、忙しい時期です。風邪をひかないようにご注意ください。

短時間の大雪 注意点は?

①道路の除雪が追いつかなくなることで、車の「大渋滞」や「立ち往生」が発生する恐れがあります。特に交通量の多い国道や高速道路などでは大規模な立ち往生となり、復旧まで長時間かかることがあります。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。
②「屋根からの落雪」にも注意が必要です。屋根に大量の雪が積もると、雪の重みで一気に雪が滑り落ちてくることがあります。特に軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど十分な注意が必要です。
③道路の側溝などに雪が積もってしまうと、水はけが悪くなり「道路が冠水」することがあります。特に雪の多い地域では消雪パイプからの水が道路に溜まりやすいので注意が必要です。
このほか列車のダイヤが大幅に乱れることも考えられます。計画運休などが事前に発表されることもあるため、大雪になる前から交通情報をこまめに確認してください。

雪道運転 万が一に備えての安心グッズ

雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。

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