週末にかけて再び大雪のおそれ 今夜から日本海側では雪が強まる

2020年12月18日(金)7時45分 ウェザーニュース

2020/12/18 07:40 ウェザーニュース

今日18日(金)の昼間は一時的に上空の寒気が後退するため、雪が続いていた日本海側でも小康状態になる見込みです。北陸の平野部などは雪ではなく雨になります。
ただ、今夜は低気圧が通過するため、雪が強まる見込みで、週末にかけて再び大雪となるおそれがあります。

北陸など昼間は雨 路面状況の悪化に注意

昨日までしっかりとした雪に見舞われた北陸では、やや気温が上がり、今日の昼間は雪ではなく雨やみぞれが降るところが多くなります。
これまでに積もった雪が残っているところでは、雪が融けて路面の状況が悪化する可能性があります。車や徒歩など移動をする場合は、滑らないように十分に注意をしてください。

今夜からは雪が強まる 週末にかけて再び積雪増

積雪の予想 21日(月)朝まで

昼間は降り方が弱かったり、雨だったところでも、今夜からは再び雪が強まる予想です。
今夜、低気圧が北日本を通過した後、週末は上空に強い寒気が流れ込みます。北海道の上空1500付近で−18℃以下という、ひと冬で数回あるかないかという非常に強い寒気です。そのため、北日本では今週前半以上の大雪になるおそれがあります。特に20日(日)前半にかけて雪が強まりやすいので注意が必要です。
北陸から東北、北海道にかけて日本海側の広い範囲で20〜60cmの新たな雪が積もり、東北は太平洋側でも一時的に雪が強まる見込みです。
また、すでに大雪となっている新潟・群馬県境付近の山沿いでも、この週末に再び局地的には100cm前後も積雪が増えるおそれがあります。周りの方と協力して、こまめに雪かきをするようにしてください。

雪崩や落雪の危険性も高まる

今日の昼間は、すでに大雪となっている群馬県や新潟県の山沿いのエリアでも気温が上がる見込みです。
積もった雪の一部が融けるたり、雪質が変化したところに、新たに多くの雪が積もるこがとが予想されています。
そのため、雪崩の危険性が高まり、雪下ろしがされていない屋根からは落雪のおそれもあります。再び雪が強まる今夜よりも前に、できる範囲の対策を済ませるようにしてください。

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