北海道から奄美に「高温に関する早期天候情報」 年始にかけて季節外れの高温に

2023年12月25日(月)15時59分 tenki.jp

気象庁は25日(月)、北海道から奄美地方にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。大晦日から年始にかけては気温が平年よりかなり高くなる可能性があります。農作物の管理や積雪地帯はなだれにご注意ください。

年始にかけて気温は平年よりかなり高い状態に

気象庁は25日(月)、沖縄をのぞく北海道から奄美地方に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。
北海道、東北、関東甲信、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州北部、九州南部、奄美地方では、31日(日)頃からの5日間平均気温が平年に比べてかなりの高温になる可能性があります。
農作物の管理に注意するとともに、雪の多く積もっている所では雪解けによるなだれや土砂災害、屋根からの落雪などに注意が必要です。スキーの予定がある方は決められたコース内で楽しむようにしましょう。
※「早期天候情報」とは、その時期としては「10年に1度程度しか起きないような著しい高温」となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

融雪災害に注意

暖かくなることで心配されるのが、融雪による災害です。積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪解けが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。
①雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
②雪解けにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。
③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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