【親と自身の職業に関する意識調査】親が経営者や自営業の人の8割以上が親の会社を後継していない実態が明らかに
2025年3月5日(水)11時47分 PR TIMES
M&A仲介事業を展開する株式会社ペアキャピタル(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中哲、以下「当社」)は、全国の20歳〜69歳の働く男女に対し、「親と自身の職業に関する意識調査」を実施しました。
調査の結果、親が経営者や自営業の人の8割以上が親の会社を後継していない実態が明らかになりました。また、「子供の頃から大変そうだった」、「他にやりたいことがある」を理由に親を後継する意思も少ないことから、親子承継による後継者不在問題の解消は非常に困難であることがわかりました。
■調査概要
調査名:親と自身の職業に関する意識調査
調査対象:
・調査結果1.:全国20歳〜69歳の働く男女3,000人
・調査結果2.3.:調査結果1.で親が経営者や自営業と回答した537人
・調査結果4.5.6.:調査結果1.で親が経営者や自営業と回答した150人
・調査結果7.8.9.10.:調査結果1.で親が経営者や自営業と回答した150人と親が経営者や自営業でないと回答した150人
実施時期:2025年2月5日〜2月7日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
■主な調査結果
1.親が経営者や自営業の人は17.9%
2.親が経営者や自営業の人の81.38%が親の後を継いでおらず、64.62%は今後も継ぐ意向はないと回答
3.後継意向がない理由は「他にやりたいことが決まっていたから」が51.30%で最多
4.親が経営者や自営業の人のうち、親と同じ職業に就いているのは35.33%
5.子どもの頃に親と同じ職業に就きたくないと思っていた人は68%
6.親と同じ職業に就きたくなかった主な理由は「大変そうだったから」が49.02%で最多
7.経営者に対して持つイメージは親が経営者かどうかで大きく異なる結果に
8.経営者や自営業になりたいと考える人は親が経営者/自営業だと過半数が「はい」と回答、そうでない人は大多数が「いいえ」と回答
9.経営者や自営業になりたくない理由は「借金などの不安(資金繰り)」が最多
10.リスクが解消されても経営者になりたい(続けたい)と考える人は少数派
■詳細
1.親が経営者や自営業の人は17.9%
全国20歳〜69歳の働く男女3,000人に親が経営者や自営業か質問したところ、17.9%が「はい」と回答しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-521b16e112aa41059f8ce8b3d347216f-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2.親が経営者や自営業の人の81.38%が親の後を継いでおらず、64.62%は今後も継ぐ意向はないと回答
親が経営者や自営業の人に後継意向について質問したところ、81.38%が親の後を継いでいないと回答し、64.6%の人が「後継していない、今後後継する意向もない」と回答しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-0dab6a36ffbe32f6cb4075d7f5d8c88e-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
3.後継意向がない理由は「他にやりたいことが決まっていたから」が51.30%で最多
後継意向がない人に理由を質問したところ、「他にやりたいことが決まっていたから」と回答した人が51.30%と最も多く、「生活が不安定になりそうだから」が31.99%、「責任を負いたくないから」が23.34%と続きました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-ede110f72decd9526fae38c156619aa8-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
4.親が経営者や自営業の人のうち、親と同じ職業に就いているのは35.33%
親が経営者や自営業と回答した人に現在の職業は親と同じかどうか質問したところ、35.33%が「はい」と回答しました。調査2.で親の会社や自営業を後継した人は18.62%でしたが、親と同じ職業に就いたと回答している人が35.33%見られたことから、親の後を継がずに経営者や自営業になった人は一定数いることが分かりました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-c7df2ef837cad898d7b221f51a095486-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
5.子どもの頃に親と同じ職業に就きたくないと思っていた人は68%
親が経営者や自営業の人に、「子どもの頃、親と同じ職業に就きたいと思っていたか」と質問したところ、「いいえ」と回答した人は68%でした。この結果から、子どもの頃から親と同じ経営者や自営業になりたくないと思っていた人の大半は、大人になっても同じ職業(経営者や自営業)を選択しなかったことがわかりました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-01049884bd3743e6863fdf31661abf70-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
6.親と同じ職業に就きたくなかった主な理由は「大変そうだったから」が49.02%と最も多い結果に
子どもの頃、親と同じ職業に就きたいと思わなかった理由を質問したところ、「大変そうだったから」と回答した人が49.02%と最も多く、「他にやりたいことが決まっていたから」が32.35%、「稼げないと思ったから」が22.55%と続きました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-c7998c1bcbac15178cab66f5b7168995-1653x993.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
7.経営者や自営業に対して持つイメージは、親が経営者や自営業かどうかで大きく異なる結果に
経営者や自営業に対してどのようなイメージを持つ人が多いのかを、親が経営者や自営業の人とそうでない人各150人に質問したところ、親が経営者や自営業の人は「お金持ち」「時間の融通が利く」といったポジティブなイメージを持つ人が56%と過半数を超え、一方で親が経営者や自営業でない人は「稼げない」「働く時間が長い」といったネガティブなイメージを持つ人が60.7%となり、親が経営者や自営業かどうかで異なる傾向が見られました。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-a4f0461af14311bbd76b0fcc0de058ae-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-6273277930f5a42ea2464e61ca6c23c9-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
8.経営者や自営業になりたいと考える人は親が経営者や自営業だと過半数が「はい」と回答、そうでない人は大多数が「いいえ」と回答
今後、経営者や自営業になりたいと思うかどうか質問したところ、「はい」または「すでに経営者や自営業になっている」と回答した人は、親が経営者や自営業の人は52%と、わずかに肯定的な考えを示す人が上回りました。一方、親が経営者や自営業でない人は23.33%と、経営者になることに否定的な考えを示す人が多いことが分かりました。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-20b0f89475ba550866dc49c2b0cd97ff-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-5b0963f0e955be7b54d112a4608b71cb-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
9.経営者や自営業になりたくない理由は「借金などの不安(資金繰り)」が最多
経営者や自営業になりたくない理由として、「借金などの不安(資金繰り)」を挙げる人が最も多く、親が経営者や自営業の人は40.28%、そうでない人は34.78%となりました。親が経営者や自営業かどうかに関わらず、資金繰りなどの事業運営にかかる負担や不安感が最も大きなリスクとなっていることが分かりました。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-7509495027eb0f4773da48afa6701952-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-df0c091206e6fad148bd3bb509121bb7-1653x1121.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
10.リスクが解消されても経営者になりたい(続けたい)と考える人は少数派
9.で回答したリスクが解消されれば経営者や自営業になりたい(続けたいかという質問に対しては、親が経営者や自営業の人は66.67%、そうでない人は80%の人が「いいえ」と回答しました。どれだけ環境が整っていても経営者にはなりたくないという人がいる一方で、資金繰りをはじめとした経営に関わるリスクが解消されれば経営者になってもよいと考える人も一定数いることが分かりました。
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-41edf28a32153efb3c38ced832dd3f68-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/75467/39/75467-39-3a2471634d0a7164e7314f80eec38d88-1653x1120.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
■考察
経営者の子どもであっても後継者となるケースは少なく、親の後を継ぐ以外にやりたいことが決まっていた等の理由から親族内承継を行わなかった人が多いことが分かり、後継者不在が進んでいる実態が明らかになりました。
この他にも、親が経営者かどうかに関わらず、経営者に対してネガティブなイメージを持つ人が多いことや、資金繰りなどの不安から経営者になりたくないと考える人が多いことが分かり、経営者になること自体のハードルが社会全体で見ても高いことから、第三者承継の重要度はより増していくと考えられます。
M&Aを活用した第三者承継を選択することで、経営者である親は子どもの職業選択を尊重することができる他、子どもに資金繰りや従業員に対する責任などのリスクを引き継がせることなく事業を存続させることが可能となります。
これらのことから、親族内承継にこだわらず、M&Aといった第三者承継を積極的に活用することが重要な選択肢になると考えられます。後継者がいないからと廃業を選ぶのではなく、M&Aを通じて新たな経営者に引き継ぐことで、企業の価値を未来へと繋ぐことが可能です。
このようなM&Aの真実をお伝えすることで、多くの企業が事業を存続し、成長・発展を果たすための成長戦略のひとつとしてM&Aを選択できるよう当社は今後も支援を行ってまいります。
■ペアキャピタルのM&A仲介サービス概要
後継者不在・事業の再生等の様々な経営課題の解決のためには「M&A」は非常に有効的な手法です。M&Aは相手のある話であると同時に秘密裏に進めなければならず、そのプロセスは極めて複雑でデリケートです。当社ではM&Aのプロが初期相談から候補企業の探索・選定、諸条件調整、資料作成に至るまで一貫してフルサポートいたします。
■株式会社ペアキャピタル 会社概要
会社名:株式会社ペアキャピタル
代表者:代表取締役 田中 哲
設立:2020年10月14日
本社:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階
名古屋営業所:愛知県名古屋市東区葵3-24-2 第5オーシャンビル8階
大阪営業所:大阪府大阪市北区芝田2-2-13 日生ビル東館5階
福岡営業所:福岡県福岡市博多区博多駅東2-5-28 博多偕成ビル9 階
北海道営業所:北海道札幌市中央区北一条西3-3-14 敷島プラザビル4階
台湾駐在員事務所:台湾台北市信義区信義路5 段7 号 台北101 57 階
資本金:1,000万円(資本準備金含む)
事業内容:M&A仲介業、プラットフォーム事業
URL:https://p-capital.co.jp/