国内初となる国産SAF大規模製造設備の竣工式を開催
2025年3月7日(金)13時16分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98598/188/98598-188-bc00f36437c3205111cc93df60faf9c8-1000x666.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]竣工式の様子(事業者及びご来賓によるテープカット)
竣工式には、コスモエネルギーホールディングス株式会社 代表取締役社長 山田 茂、日揮HD 代表取締役会長CEO 佐藤 雅之、レボインターナショナル 代表取締役CEO 越川 哲也、サファイア スカイ エナジー 代表職務執行者 秋鹿 正敬などが出席。本事業に携わっていただいた多数の関係者へ感謝の意を表し、また国産SAF普及の礎となる本事業の今後の安全と繁栄を祈願しました。さらに、経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 燃料供給基盤整備課長 永井 岳彦様、国土交通省 航空局航空ネットワーク部長 秋田 未樹様、堺市長 永藤 英機様、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 理事 飯村 亜紀子様らご来賓から、お祝いと激励のご挨拶もいただきました。
また竣工式の後に竣工祝賀会も開催されました。この祝賀会には、国内の廃食用油を原料とした国産SAFで航空機が飛ぶ世界を実現するために日揮HDが立ち上げたプロジェクト「Fry to Fly Project」の参加メンバーなども招待され、竣工を祝いました。Fry to Fly Projectの参加メンバーからは、「このプロジェクトに参加できたことを誇りに思います。国産SAFの普及に向けて、今後も全力で取り組んでいきます」とコメントをいただきました。
本事業は、国内初となる国産SAFの量産案件として、コスモ石油、日揮HD、レボインターナショナルがそれぞれの事業で長年培ってきた知見・ノウハウ・アセット等を結集しここまで取り組んでまいりました。そしていよいよ来年度から、年間約3万キロリットルのSAFを航空会社様へ供給開始する予定です。これにより、原料調達からSAF製造・品質管理、航空会社への供給に至るまでのすべてのサプライチェーンの構築を国内で実現することになります。本事業は、SAFの普及を通じて、航空業界の環境負荷軽減に大きく貢献することが期待されます。コスモ石油、日揮HD、レボインターナショナル、サファイア スカイ エナジーの4社は、今後もさらに連携を強化し、持続可能な未来を切り拓いてまいります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98598/188/98598-188-f6a29d10dfbb6d1ebf48048ec82f19eb-822x548.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]竣工祝賀会の様子
【国内初となる SAF 大規模製造事業の概要】
コスモ石油、日揮HD、レボインターナショナルは2020年から共同で、SAF のサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022 年 11 月 1 日付で新会社サファイア スカイ エナジーを設立、年間約 3 万キロリットルの SAF の供給を目指しています。コスモ石油堺製油所構内の製造設備は 2024年 12 月に完工し、2025 年4月頃からの供給を予定しています。供給する SAF は、国際的な持続可能性認証である ISCC CORSIA 認証を取得済みです。なお、本事業は NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。
※ NEDO ホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98598/188/98598-188-acc50281eaf20834aff554781b7545c9-864x648.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]完工したSAF製造装置(コスモ石油堺製油所構内)[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98598/188/98598-188-7271b63e2bd6e15d107f116f9606be28-1001x753.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SAFの原料となる廃食用油受け入れ施設(コスモ石油堺製油所構内)
<サファイア スカイ エナジー 会社概要>
[表: https://prtimes.jp/data/corp/98598/table/188_1_89aec211c54778b6aae056e307372c9b.jpg ]
【Fry to Fly Projectについて】
消費者の方々をはじめとする地域社会の幅広い関係者に参画いただくことを目指し、2023年4月、家庭や飲食店などから排出される廃食用油がSAFの原料となることを認知して国内の資源循環を「身近な自分事」と捉えていただき、脱炭素社会を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」が始まりました。B to C企業や自治体の協力も得て、廃食用油の収集を通じたSAFの認知拡大活動を全国で展開してきました。開始時29の参加メンバーが、現在(本年3月7日時点)ではおよそ200の企業、自治体などに拡大しています。