『暮しの手帖』77年目のリニューアル!新編集長就任のお知らせ「わたしたちをつなぐものは」──島崎奈央よりご挨拶
2025年3月26日(水)10時17分 PR TIMES
暮しの手帖社(東京都千代田区)は、創刊77年目を迎えた雑誌『暮しの手帖』を、5世紀35号よりリニューアルいたします。
新しく編集長に就任した島崎奈央(しまざき・なお)より、最新号のご案内かたがたご挨拶を申し上げます。
早いもので3月も、もうすぐ終わり。日ごとに春めいて、桜も開花の準備をはじめているようです。
こんにちは、はじめまして。私は3月25日に発売する『暮しの手帖』5世紀35号より、編集長を務める島崎奈央と申します。
35号は、小誌創刊77年目のリニューアル号です。より幅広く、多くの人の手に取ってもらえるようにとの思いから、表紙や誌面のデザインを一新しました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-a0d7a2ca1c000c6de5f2da40e10cf22c-2032x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
小誌は、創業者の大橋鎭子(2016年には、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のモチーフにもなりました)が、戦中に防空壕で膝を抱えながら、「戦争が終わったら、女の人をしあわせにする雑誌をつくりたい」と考えて、初代編集長の花森安治と創刊した雑誌です。ですから、女の人のための雑誌、と言っても差し支えありません。実際のところ、読者の多くが40代〜60代の女性です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-ec66f14a781cfa286287be85b9679704-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]写真左から、花森安治と大橋鎭子
けれども、時々、小誌が「女性誌」として紹介されたりすると、ちょっぴりモヤモヤもするのです。「いや、生活総合誌です」と言いたくて。「暮らすこと、生きることに、女も男もないですよね」と思って。私たちと読者の皆さんは性別や年齢によってではなく、「暮らしを愛すること」、その一点でつながっている。そう考え、「女性っぽさ」「女性誌らしさ」から自由になりたいと願って、このような誌面になりました。
……と(とうとうと)語りながら、皆さんにお尋ねしたいのです。お手に取って、どう思われたでしょうか? 考え抜いて作ったものの、スタッフ一同ドキドキしている、というのが偽らざるところです。
特集内容についても、少しだけご紹介させてください。
東京は調布市国領にある人気餃子店「吉春」に皮の作り方から教わった「吉春さんの餃子がたべたい」。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-d8d44fddf69acaf24bc7971d01514037-2000x1345.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自分のために作る食事こそ大切にしたいと考えて企画した「10分間でひとりごはん」。
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春野菜に魚介やお肉を合わせ、ひと皿で栄養もお腹も満たされる「春を楽しむボリュームサラダ」など、本号は料理記事が大充実。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-cf642c8d0b7f9f792d5bc0f1b88e911c-2000x1345.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
また手芸記事として、本物とみまごうような「花と木の実のコサージュ」の作り方も掲載しています。
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さらに、周囲との会話に悩む方にお届けしたい「楽しく、気楽に、自分らしく 会話のヒント」。
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今から三十数年前、骨髄バンクの設立に奔走した女性のルポルタージュ「骨髄バンクと、あるお母さんのはなし」などなど。今後はいっそう、読み物や社会全体に関わる記事を充実させていきたいと考えています。
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新連載も続々スタートします。毎号、市井の方々に「ハレの日」に着る服を見せていただく「ハレの衣(い)」。
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工夫とこだわりの詰まった住まいをご紹介する「住まいをたずねて」。
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各界でご活躍の方々に趣味についてお話しいただく「『趣味』の履歴書」(第1回は映画監督の周防正行さん。多趣味かつ個々への偏愛ぶりに呆然とすること間違いなし、必読です)。
誰しもの人生にやってくる老いについて綴る、村瀬孝生さんの「介護を飛び越える」。異国の生活のワンシーンを切り取る写真連載「ベルリンからの便り」。
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それから、料理人・稲田俊輔さんが、旬の食材を生かして、さっと一汁三菜をととのえる術を伝える「新おそうざい十二カ月」。
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-788ac74a57dec3968419fd26442dc466-2000x1345.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
皆さんの暮らしをよりよく、より豊かに。本号も心をこめて作りました。ぜひお読みになって、ご感想をお寄せいただけましたらうれしく思います。
『暮しの手帖』編集長 島崎奈央
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-b6f09b590af6767cb7e3f20d6b2360c4-2032x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]『暮しの手帖』第5世紀35号 2025年4-5月号書誌情報
発売日:2025年3月25日(火)
定価:1100円(税込)
A4変型判 / 本文184頁
発行:暮しの手帖社
編集人:島崎奈央
『暮しの手帖』とは?
戦後まもない1948年に創刊した生活総合誌。常に市井の人々の暮らしに寄り添い、他社の広告を掲載せず、料理・手芸・工作などの企画は、すべて編集部で試作して記事にする方法を貫いています。
「100号毎に新世紀を迎える」という独自の号数呼称は、初代編集長・花森安治の発案で、「初心に立ちかえって、フレッシュな気持で、これからの号を作ってゆくために」「つまり、もっと〈よい雑誌〉にしたい」という意志が込められたもの。隔月刊、奇数月25日発売。
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/25712/35/25712-35-3bc675cd03e5afe3d44195816f77fafc-1798x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ](C)馬場わかな島崎奈央(しまざき・なお) プロフィール
映画雑誌の編集部に10年在籍したのち、2014年に暮しの手帖社入社。以来、本誌に携わる。25年3月、『暮しの手帖』編集長就任。得意な分野は料理、人物のルポルタージュ、社会問題を扱う記事など。
【関連情報】
■連続テレビ小説『とと姉ちゃん』再放送決定!
◯暮しの手帖社の創業者・大橋鎭子が主人公のモチーフとなった、NHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が、2025年5月5日(月・祝)より再放送されます。
父親代わりとなって一家を支えるヒロインが、雑誌を創刊し、激動の昭和を駆け抜ける物語。主演は高畑充希さんです。
NHKドラマ情報へ :
https://www.nhk.jp/g/blog/e3t6bjdab/
■暮しの手帖社のホームページも本誌にあわせてリニューアル!
◯豪華執筆陣を迎えて、WEB連載を開始
・カヒミ・カリィさん(文筆家・歌手)【3月25日公開】
・小林賢太郎さん(劇作家)【3月25日公開】
・岡本真帆さん(歌人)【4月16日公開予定】
‥‥そのほか順次公開予定
◯定期購読オンラインストア申込み特典『暮しの手帖 電子版』サービス開始
暮しの手帖社オンラインストアから、定期購読をお申込みいただいた方への特典として、端末でもお読みいただける電子版のサービスをスタートしました。
暮しの手帖社ホームページへ :
https://www.kurashi-no-techo.co.jp/