弥富市と廃食用油の供給及び利用に関する基本合意書を締結

2025年3月27日(木)18時17分 PR TIMES

弥富市で回収した廃食用油をSAF向けに利用

愛知県弥富市(市長:安藤 正明)、日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO:佐藤 雅之、以下「日揮HD」)、株式会社レボインターナショナル(代表取締役CEO:越川 哲也、以下「レボインターナショナル」)および、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(代表者:秋鹿 正敬、以下「SAFFAIRE SKY ENERGY」)は、持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel、以下「SAF」)等の原料となる使用済み食用油(以下「廃食用油」)の資源化促進を図るため、「廃食用油の供給及び利用に関する基本合意書」を2025年3月27日に締結し、同日に弥富市役所で合意書締結式を執り行いました。
さらに、弥富市はSAFで航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」にも参画し、市内での機運醸成に関わる取り組みも進めてまいります。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/265/65135-265-0dcb2375730a9c5e3e96c891902f769b-3600x2400.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]協定締結式の様子(左から)SAFFAIRE SKY ENERGYの西村勇毅最高執行責任者、レボインターナショナルの高村一郎取締役COO、弥富市の安藤 正明市長、日揮HDの秋鹿正敬専務執行役員
【基本合意書締結に至った経緯】
廃食用油の国内資源循環による脱炭素社会の実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」ならびに国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組む有志団体「ACT FOR SKY」に参画している中部国際空港によって、愛知県内自治体である弥富市と、国内で唯一の国産SAF量産設備を有するSAFFAIRE SKY ENERGY、出資者である日揮HDおよびレボインターナショナルの引き合わせがなされ、このたび、弥富市の家庭等から排出される廃食用油を回収してSAFに資源循環させるための基本合意書を締結することとなりました。
SAFFAIRE SKY ENERGYが中部地域の自治体とSAFへの資源循環に関する契約を締結するのは、東浦町、知多市に続き、3例目となります。弥富市の市民が資源循環型社会の取り組みに直接参加・貢献することで、航空業界の脱炭素化に寄与するものであり、自治体と国産SAF製造事業者が一体となって廃食用油の回収から国産SAF製造へ繋げるサプライチェーン構築の実現となります。

【基本合意書における各社の役割】
[表: https://prtimes.jp/data/corp/65135/table/265_1_b2b24313b979e749168f73aee8d7c6e7.jpg ]


【基本合意書に基づく具体的な取り組み】
弥富市役所で弥富市が市民から回収した廃食用油をレボインターナショナルが収集し、国内初のSAF大規模生産を行うSAFFAIRE SKY ENERGYのプラント(コスモ石油堺製油所内、2024年12月完工)へ運び、国産SAFの原料として資源化します。
加えて、市内8の小学校・2の中学校・8の保育所で排出された廃食用油もSAFの原料として活用します。市内でSAFの原料向けに提供する廃食用油は合計で年間およそ7,000リットルを見込んでいます。
また、市民の皆様への廃食用油による資源循環の取組みを周知するため、市内イベントや学校での周知活動の実施を検討します。

【SAF(Sustainable Aviation Fuel)について】
バイオジェット燃料を含む持続可能な航空燃料。原料として廃食用油、サトウキビなどのバイオマス燃料や都市ごみ等を用いて製造するもので、航空機や給油設備の変更をせずとも利用でき、製造から使用までのライフサイクル全体で約60〜80%の削減効果が得られます。
参考:国土交通省「空のカーボンニュートラル SAFの導入促進 航空機運航分野の脱炭素化」
URL:https://www.mlit.go.jp/koku/jigyousha.html#saf


【国内初のSAF大規模生産事業の概要】
日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月頃からの供給開始を見込んでいます。供給するSAF は、国際的な持続可能性認証である ISCC CORSIA 認証を取得しています。なお、本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。
※NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/265/65135-265-c922ca780268486624b09f5d8f1ed1ad-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]完工したSAF製造装置(コスモ石油堺製油所構内)[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/265/65135-265-389aceef3c8641a675dcd45894615db9-1200x788.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SAFの原料となる廃食用油受け入れ施設(コスモ石油堺製油所構内)

【Fry to Fly Projectについて】
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加しています。

特設ホームページ:https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/65135/265/65135-265-c96fe149e4611edd6a3a73bd08c101f1-1200x1200.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

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