Thinkerの資金調達額が累計4.7億円に 次世代技術「近接覚センサー」で、ロボットハンドの革新を促進

2024年3月28日(木)12時16分 PR TIMES

近接覚センサーによって“指先で考えてつかむロボットハンド”を実現する株式会社Thinker(読み:シンカー、本社:大阪府大阪市、代表取締役兼CEO:藤本弘道、以下Thinker)は、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役会長兼社長:澤田大輔)、株式会社サンエイト インベストメント(本社:東京都港区、代表取締役:勝方正英)、株式会社京信ソーシャルキャピタル(本社:京都市下京区、代表取締役:国本丈弘)、りそなキャピタル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:相原直也)を引受先とした第三者割当増資により、1.4億円の資金調達を実施いたしました。これにより、シリーズA(※)ラウンドとしては2023年9月の調達とあわせて総額3.7億円、2022年8月の設立からの累計資金調達額は4.7億円となりました。
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Thinkerが提供する近接覚センサーは、ロボットハンド領域の長年の課題だった“死角”を克服できる画期的な技術です。今後は、技術人材の採用を継続的に取り組みつつ、近接覚センサーのさらなる高性能化、近接覚センサーと柔軟機構とを組み合わせたロボットハンド「Think Hand F」の製品化と拡販の取り組みを加速してまいります。

※シリーズA…スタートアップ企業に対する投資ラウンドの一つのフェーズを指す言葉。製品・サービスが開始しており、PMF(サービスや商品が、顧客の課題を解決できる適切な市場で受け入れられている状態)が見え始めている段階。

《フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 西日本投資部 アソシエイト 本田勇人氏のコメント》
大阪府・大阪信用金庫と連携し運営する「おおさか社会課題解決2号ファンド」より投資させていただきました。Thinker社の近接覚センサーはロボットハンドの領域において新たな可能性を示す画期的な技術です。従来のロボットハンドでは対応が難しかったさまざまな局面で作業の自動化が出来るようになり、今後ますます深刻になるであろう製造業界の労働人口減少問題の解決に大きく貢献できると考えています。大阪発で社会課題の解決に取り組む企業として、ファンド関係者一同、精一杯ご支援させていただきます。

《株式会社京信ソーシャルキャピタル 代表取締役 国本丈弘氏のコメント》
弊社は京都信用金庫の子会社VCとして、社会課題の解決や地域活性化に資する事業を応援しております。「近接覚センサー」が搭載されたロボットハンドは、製造現場においてこれまでピッキングが困難だった用途・領域での導入が想定され、自動化・省力化の可能性が飛躍的に拡大する技術であると評価しています。労働力不足が深刻な日本にとって生産性の向上は急務の課題であり、Thinker社の技術が早期に社会実装されることを期待しております。

Thinker代表からのコメント
《Thinker代表取締役兼CEO 藤本弘道》
「近接覚センサーTK-01」への引き合いは設立から約1年半で700社を超えました。われわれの掲げる「真のロボットの生体化」という目標にこれだけ多くのお客様から声援をいただけていることにお礼を申し上げます。今後は、現場への近接覚センサーTK-01導入・普及を進めるとともに、 “まさぐりながら、つかみに行く”ロボットハンド「Think Hand F」の開発を加速させてまいります。このタイミングで投資いただいたフューチャーベンチャーキャピタル株式会社、株式会社サンエイト インベストメント、株式会社京信ソーシャルキャピタル、りそなキャピタル株式会社の皆さまに心から感謝いたします。

■近接覚センサーTK-01について
「近接覚センサーTK-01」は、カメラを用いることなく、赤外線とAIを組み合わせた独自の高速・高分解能なセンシングによりモノの位置と形を非接触かつ高速に把握できる唯一のセンサーです。これにより、従来の産業用ロボットでは難しいとされていた鏡面・透明物質の取り扱いや、現場環境に応じた臨機応変なピックアップが可能となり、ロボットハンドによるピッキングの可能性を飛躍的に広げることができます。また、ティーチング(ロボットに作業を教え込む工程)の時間や労力を大幅に軽減できることから、これまでとは異なる領域でのロボットハンドの活用も期待されています。

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○近接覚センサーTK-01の紹介動画(YouTube):
https://youtu.be/9ngE1IxFgHw 

〇動く対象物をセンシングすることで把持部が追従する動画(YouTube):
https://www.youtube.com/watch?v=MtwL4D1kWuU

■Think Hand F
独自のセンシング技法によって、死角とされてきた部分の認知をも可能にする「近接覚センサーTK-01」と、“指”の関節を柔軟に保つフローティング機構※ を搭載した次世代型のロボットハンド。
※ フローティング機構……対象物とロボットハンドの縦方向、横方向の位置のギャップを埋めるために、ばねを介して力を吸収する機構。Think Hand Fの機構はThinkerの取締役で、大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教が独自に研究・開発。柔軟な関節と、3次元の変位計測が可能な近接覚センサーを組み合わせることで、カメラレスで対象物の形に合わせてつまみ上げることを可能にした。自動化システムのトータルコスト低減にも貢献。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/106143/27/106143-27-5c90864b69f075153840ab701b3310e6-1157x672.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
まさぐりながら、ばら積みされたものをつかむThink Hand Fの動画
https://www.youtube.com/watch?v=lMd-kz9eZHc

■会社概要
名称  : 株式会社Thinker
住所  : 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1−3 大阪センタービル6F-188 
代表者 : 代表取締役兼CEO 藤本 弘道
設立  : 2022年8月
企業説明: 大阪大学大学院基礎工学研究科の小山佳祐助教(当社取締役)が開発した「近接覚センサー」の販売および、同製品を活用したソリューション提案を行っています。その場、その場に応じて、自分で判断する“思考力”をロボットに持たせることで、ヒトと一緒に働く協働ロボットの世界に革新を起こします。
URL : https://www.thinker-robotics.co.jp/
備考  : 社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いを込めています。

■関連リンク
・「手先のイノベーション」を起こせ、産業用ロボットの可能性開く赤外線型の近接覚センサー
(MONOist 2023年10月19日)
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2310/05/news002.html

・“指先で考えてつかむ”次世代型ロボットハンド開発に着手
(PRTIMES 2023年7月31日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000106143.html

・動作時の死角を補う第六感センサー、独自のハードとAIで透明物体も逃さない
(日経クロステック 2022年9月13日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02183/00002/

・ロボットの視覚・触覚を補う“第六感”、阪大小山助教が開発「近接覚センサー」
(日経クロステック 2022年2月28日)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nmc/18/00011/00158/

・小山佳祐公式サイト
https://kk-hs-sa.website/

■株式会社Thinkerへのお問い合わせ
Eメール:info-web[at]http://thinker-robotics.co.jp  ※[at]を@に変えて入力ください。
件名に貴社名、本文にご担当者情報[(1)法人名、(2)部署、(3)氏名、(4)メールアドレス、(5)企業URL]とお問い合わせ内容をご記入のうえ、送信ください。
公式ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/

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