福岡市の複合施設「OHASHI HILL」、屋上広場などが4月18日開業へ

　えんホールディングスが福岡市南区のゆめアール大橋（大橋子どもプラザ）跡地に整備していた複合施設「OHASHI HILL（おおはしヒル）」（南区大橋）が完成し、4月18日に屋上広場などが先行開業する。施設自体も近くオープンする予定で、西鉄大橋駅前の南部広域拠点に新たなにぎわい拠点が生まれる。

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　おおはしヒルは、大橋駅東口の交通広場に面したゆめアール大橋跡地約2,500平方メートルに整備された。施設は鉄骨6階建て延べ約9,800平方メートル。出店するテナントは明らかにされていないが、1〜4階に物販店とクリニック、調剤薬局など、5階にオフィスなど、6階にイベント会場や会議場に使用可能な多目的施設の「おおはしラボ」、保育園などが入る予定。87台分の駐車場も設ける。

　屋上広場は広さ約1,200平方メートル。「スターパーク」と命名され、1周約50メートルの円形トラックや子ども向けの遊具などが配置される。各所に花や樹木を植え、緑化するとともに、夏場に貴重な水遊び空間やベンチ、テーブル、ベビーカー置き場、菜園も設ける。

　おおはしラボには、カフェや運動スクールが今後開設される計画。1階にも広場を設け、シンボルツリーの周囲にベンチを置いて休憩場所とするほか、デジタルサイネージを設置する。施設内の駐車場に車を置いて西鉄で都心部へ通勤する人の駐車料金を割り引きし、パーク・アンド・ライドを推進。1階広場前にはシェアサイクル10台を配置する。

　屋上広場などの開業当日は、福岡市や福岡市議会の関係者らを招いて屋上広場で開業式典を催す。えんホールディングスの原田透社長らがテープカットしたあと、近くのおおはし保育園園児らが菜園に苗を植える。