【大阪経済大学】那須大亮氏による講演会「夢を追い続けるために ~元プロサッカー選手が語る、人生設計とキャリアプラン~」

2025年4月11日(金)14時17分 PR TIMES

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/3/159882-3-72497f688b0b383a67ddf628795a7c34-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][那須大亮氏 プロフィール] 元プロサッカー選手、YouTuber、有限会社DYNAS代表 1981年生まれ。駒澤大学在学中にJリーグにデビューし、横浜F・マリノス、東京ヴェルディ、ジュビロ磐田、柏レイソル、浦和レッズ、ヴィッセル神戸でプレー。ワールドユース選手権2001、アテネ五輪の日本代表に選ばれた。2019年に引退。現在はサッカー界をよりよくするためにYouTuberとして活動。登録者数は48万人を超える。

本学では、体育会クラブに所属する学生を対象に、トップアスリートや各専門家による「アスリート講演会」を開催しています。3月11日には、元プロサッカー選手(アテネ五輪日本代表)でYouTuberの那須大亮氏を講師にお迎えし、「夢を追い続けるために 〜元プロサッカー選手が語る、人生設計とキャリアプラン〜」と題した講演会を開催しました。また講演前には、那須氏が摂津グラウンドでサッカー部の練習に参加。サッカー部メンバーと一緒にトレーニングやミニゲームを楽しみました。

那須氏のYouTubeチャンネル「那須大亮 / Daisuke Nasu」で本学サッカー部の練習にご参加いただいた様子が紹介されています。ぜひご覧ください。YouTube動画はこちら(https://youtu.be/jgEC9qQVMsw)。

嫌な時間は、人が成長できる一番のタイミング
講演は、「身長は高かったけど足は遅かった」という中学時代の話からはじまりました。平凡な選手だったという那須氏がターニングポイントを迎えたのは、中学3年生のときのこと。元プロサッカー選手だった恩師との出会いから意識が変わり、練習の質・量も変わったといいます。ディフェンダーとしての自分の強みをつくろうと、毎日自分で練習プログラムをつくり、ヘディングやロングフィードなどに集中的に取り組んだそうです。そして、サッカーの強豪校である鹿児島実業高校、駒澤大学へと進みました。

大学では1年時から試合に出場し、U-19日本代表に選ばれ、大学2年時には全日本大学サッカー選手権大会での優勝、総理大臣杯での準優勝を経験した那須氏。結果を残せたことからプロの道に進もうと決意し、「横浜F・マリノスの強化部に自ら売り込みに行きました」と話します。プロ入りについて、高校、大学のサッカー部へ了承を得に行ったところ、高校の監督からはすぐに了承を得られたものの、大学の監督にはなかなかよい返事をもらえなかったといいます。

「『大学はプロの予備軍じゃない』と、ものすごく怒られました。その通りなんですけど。でも、プロになりたいという強い思いがあったので、『もう来るな』といわれても何度も通って頭を下げて…。どうにか了承を得ることができました」

そして、2002年、大学3年時に横浜F・マリノスに入団してプロデビューを果たしたのです。翌年には横浜F・マリノスのJ1完全制覇に貢献し、自身も新人王のタイトルを獲得しました。また、2013年から所属した浦和レッズでは、自身初めての公式戦4試合連続得点を記録。さらに、Jリーグベストイレブンに選出されました。

高校・大学での部活をはじめ、プロチームや日本代表チームでレベルの高いライバルたちと切磋琢磨するなか、那須氏にも挫折や苦難がありました。しかし、「サッカーに限らず、挫折や苦難は考え方次第。考え方を変えてほしい」と、那須氏は学生たちに語りかけます。

「上を目指すほど、目標設定が高くなるほど、必ず挫折や苦難はあります。サッカー選手だったら、試合に出られなかったり、カテゴリー(リーグ)が上がらなかったり。僕もたくさん経験してきました。今でも、商談がうまくいかないなど、いろいろなことがあります。でも、僕は『ピンチはチャンス』という言葉が好き。挫折のような嫌な時間は人が成長できる一番のタイミングです。どうやってそれを乗り越えるか、有意義な時間にするかを考えてほしい。挫折や苦難は、新しい可能性を獲得するチャンスだと思います」

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/3/159882-3-6e86b3a47a002705e950f26be9812cdc-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]サッカー部のトレーニングやミニゲームに参加する那須氏(写真右)
プロ生活のなかで気づいた“仕事の本質”
約18年間におよぶプロ生活で「仕事の本質」を学んだと那須氏は、浦和レッズ時代の印象的なエピソードを紹介しました。一般にサポーターは「がんばってください!」と応援しますが、熱いことで知られる浦和レッズのサポーターは「一緒に戦いましょう!」といいます。はじめは違和感があった那須氏ですが、ある試合をきっかけに感じ方が変わったと話しました。

試合終盤、勝ってはいたものの押されていた状況で「We Are Reds!」という大声援が聞こえてきたそうです。那須氏にとって、試合中にサポーターの声が聞こえたのは初めての経験だったとのこと。「この人たちは本当に戦っている」と感じ、人生観を変えられたと話しました。それ以降、試合終了後に必ずサポーターに目を向けるため、スタジアム全体を見るようになったといいます。

「ハイタッチをしたり抱き合っていたりする人たちを見て、『自分は生かされている』と、31歳くらいで初めて気づかされました。そこから周りを見るようになったのですが、すると、サポーターや裏方、スポンサーなど、支えてくれる人がいっぱいいる。彼らの思いを背負ってピッチに立っている自分は、表現者なんだと思いました」。こうした経験が今のYouTuberという仕事につながっています。サッカーを盛り上げたい、サッカー界をもっとよくしたいという、みんなの思いを体現する表現者として活動を続けているのです」

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/3/159882-3-a092d3cccd498a3a5f14a6f6918201cc-3900x1977.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]努力することやチームワークの大切さについて、メッセージを伝える那須氏

真剣に聞き入る学生たちに対して、那須氏は「学生のうちに人間力を磨いてほしい」と話しました。「一流の選手に共通するのは人間力の高さです。例えば、ヴィッセル神戸でチームメートだったイニエスタ選手は、サインを頼まれたら嫌な顔せずに必ずサインをします。『しんどくないの?』と聞いてみたところ、『一人ひとりの思いが自分の今の形をつくっている』という答えが返ってきたんです。仕事の本質をわかっているからこその行動だと思います」。また、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えるなど、当たり前のことを当たり前にできる人間になってほしいとも話しました。那須氏自身は、うまくいかないときほど小さなことにも感謝するよう習慣づけているそうです。

講演後の質疑応答では、事前アンケートに加えて会場からの質問も。例えば「大学生に戻れるなら何をしますか?」という質問に対しては、「今もしているんですが、語学を勉強したいです。あとはトレーニング方法をもっと知っておくべきだったと思います」と、現役学生に刺さる答えが返されました。

最後に、那須氏を囲んでの記念撮影を行って講演会は終了しました。厳しいプロの世界で18年間戦い、今もサッカーのために活動を続ける那須氏。そのリアルな話は、同じようにサッカーに打ち込む学生たちの大きな刺激になり、自身の取り組み方を考えるきっかけになったのではないでしょうか。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/3/159882-3-a8dcf9ba0c179918b10439bbe9925f4e-3900x1828.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]サッカー部員と記念撮影

PR TIMES

「大阪」をもっと詳しく

「大阪」のニュース

「大阪」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ