「俺か、俺以外か。」窮地の脱毛業界に救世主? カリスマホストがミュゼ社員に迫った踏み絵
2025年4月21日(月)14時0分 文春オンライン
〈 《全店一斉休業中》脱毛サロン・ミュゼプラチナムの給料遅配で「死人が出てもおかしくない」の衝撃 〉から続く
経営状況の悪化が続き、従業員の給料遅配、店舗の休業に追い込まれている脱毛サロン大手ミュゼプラチナム。
崖っぷちのミュゼの支援に、自身も脱毛サロンを経営するカリスマホストのローランドが名乗りを上げた。いったいどんな策があるのか。ローランドの右腕が「 週刊文春 」の取材に応え、救済プランを明かした。

運営会社「ROLAND GROUP HD」の経営戦略担当、犬飼優氏が取材に応じた。
「脱毛業界をイメージアップしたい」
──どこまで具体的に進んでいるのか。
「まだ我々の店舗がないエリアが10県ほどある。そこを中心に20店舗ほど引き受けたい、と伝えています」
── 未払いの給料は?
「法律上、肩代わりはできませんが、お祝い金のような形で2カ月分の6割を補填する策を考えている。我々としては採用コストに比してかなり安く従業員を雇い入れることができます。150名程度を基準に、面接を進めているところです」
──ローランド氏の発案?
「そうですね。この戦略が成功すれば、当社が業界1位になる。ならば恥ずかしくないことをして、脱毛業界をイメージアップしたい、と代表は言っています」
現在配信中の「 週刊文春 電子版 」では、経営難にあえぐミュゼの従業員たちの悲惨な状況、新たにミュゼのトップについた新社長の発言、ローランドの支援に対する社員らの受け止めなどを詳報している。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)