【接続検証】アライドテレシスと三和化学研究所、医療機器とのシームレスなデータ連携を支える無線LAN環境の信頼性を確認~記録漏れや転記ミスを防ぎ、医療現場の負荷軽減と業務効率化に寄与~
2025年4月21日(月)11時10分 Digital PR Platform
アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、株式会社三和化学研究所(本社 愛知県名古屋市、代表取締役社長 磯野 修作)の協力のもと、当社製無線LANアクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」および「AT-TQ7403」と院内測定用グルコース分析装置「グルテストミントⅡ」の接続検証を実施しました。
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■共同検証の背景
株式会社三和化学研究所(以下、三和化学)は、企業理念「人にやさしい"くすり"を世界の人びとに」を掲げ、「医薬品」および「診断薬」の主力2事業を中心に、健康を願う人びとのQOL向上を目指すサービスを提供しています。また、「医薬品事業」では糖尿病、腎疾患領域における新薬を重点に実績を積み重ね、「診断薬事業」では血糖自己測定器やPOCTの機器・試薬を継続的に開発・提供しています。
その中で、同社が発売する院内測定用グルコース分析装置「グルテストミントⅡ」は、医療従事者が患者の血液中のグルコース濃度を測定する医療機器です。コンパクトで手になじみやすい設計を特徴とし、患者情報や操作者情報を漢字で見やすくするなど、医療現場のニーズに応じたユーザビリティーを考慮した製品づくりがされています。また、バーコードリーダーを内蔵し、データ入力の手間やミスを軽減しています。
昨今、医療現場では、電子カルテの普及やDXの推進により、医療機器とのデータ連携がますます重要になっています。その中で、高齢化や生活習慣病の増加に伴い、糖尿病患者数が増加しており、血糖値管理における課題が顕在化しています。多くの場合、血糖値の測定値は医療スタッフが手動で記録し、電子カルテや病院情報システムに入力するため、記録漏れや転記ミスのリスクが伴います。さらに、患者数が多い病院では、複数の患者の測定データを管理する負担が大きく、対応に時間がかかることもあります。
こうした背景を踏まえ、測定結果の効率的な管理やリスクの低減を目指し、測定器が電子カルテや病院情報システムへのデータ送信ができるよう、多くの場合で無線LAN通信機能が搭載されています。
そこで、三和化学とアライドテレシスは、医療現場で信頼性が高く安定した無線LAN環境を構築することを目指し、三和化学の「グルテストミントⅡ」と当社製無線LANアクセスポイントとの接続検証を実施しました。
■共同検証の結果
無線LAN接続検証では、三和化学の「グルテストミントⅡ」と当社製無線LANアクセスポイント2機種における、無線LAN通信の実現性を確認しました。さらに、ネットワーク状況を可視化する当社ネットワークマネジメントソフトウェア「AT-Vista Manager EX」を活用し、GUI上で「グルテストミントⅡ」の接続状況が表示できることも確認しました。
これにより、安定した信頼性の高い無線LAN環境で運用することにより、効率的で安全なデータ転送が実現し、より安心で質の高い医療の提供が可能となります。
■検証内容
今回は2種類の検証を実施し、無線LAN環境の構成はそれぞれ以下の通りです。
【検証1】アクセスポイント単体との接続
アクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」または「AT-TQ7403」と、院内測定用グルコース分析装置「グルテストミントⅡ」をそれぞれ単体で無線LAN接続を実施し、接続状況および受信強度を確認。併せてテストPC(管理ソフト)と「グルテストミントⅡ」の正常な接続が行われているかを確認。
<検証1の構成イメージ>
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※構成イメージ図内に配置した無線LANアクセスポイントは「AT-TQ6702 GEN2」。「AT-TQ7403」でも同構成で検証を実施。
【検証2】シングルチャンネル方式の無線LAN環境における複数アクセスポイントとの接続
当社独自のシングルチャンネル方式無線LANソリューション「AWC-CB」を利用したWi-Fi環境において、複数台のアクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」または「AT-TQ7403」と、院内測定用グルコース分析装置「グルテストミントⅡ」の接続検証を行いました。本検証においても、併せてテストPC(管理ソフト)と「グルテストミントⅡ」の正常な接続が行われているかを確認。
<検証2の構成イメージ>
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※構成イメージ図内に配置した無線LANアクセスポイントは「AT-TQ7403」。「AT-TQ6702 GEN2」でも同構成で検証を実施。
■検証の環境
【株式会社三和化学研究所 提供環境】
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・院内測定用グルコース分析装置「グルテストミントⅡ」
医療機関内において患者血液(全血)中のグルコース濃度を測定するための装置です。体外診断用医薬品であるミントセンサーⅡと共に用い、全血のグルコースとミントセンサーⅡに含有されている成分との反応により生じた電流量を測定し、グルコース濃度に換算します。
製品についての詳細はこちらよりご覧ください。
https://med.skk-net.com/diagnostics/products/glutestmint2.html
【アライドテレシス株式会社 提供環境】
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・AT-TQ7403
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)を6GHz帯まで拡張した、Wi-Fi 6E対応のアクセスポイントです。アンテナには2×2ストリームを採用し、6GHz帯で最大2.4Gbpsの通信とより多くのチャンネルが利用できることで、2.4GHz帯や5GHz帯の混雑回避、広帯域での高速通信を可能とします。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/products-list/at-tq7403/
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・AT-TQ6702 GEN2
Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、8×8ストリームに対応し、最大4.8Gbpsの高速化を実現した、2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な2ラジオ搭載の無線LANアクセスポイントです。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/products-list/at-tq6702-gen2/
・AWC-CB(AWC-Channel Blanket)
無線エリア内の複数のアクセスポイントで同一のチャンネルを使用し、仮想的に1台のアクセスポイントとして動作するテクノロジーです。端末に近いアクセスポイントが自動的にデータ転送を行うため、ローミング時の通信切断や移動によって通信が遅くなるスティッキー端末問題を解消します。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/wireless/awc-cb/
・AT-Vista Manager EX
アクセスポイントやスイッチなどのネットワーク機器に加え、IoT機器も含めてネットワーク全体を可視化するネットワーク運用管理ソリューション。グラフィカルなUIが直感的な画面操作を可能としネットワークのトラブルもシンプルに解決します。
製品についての詳細はこちらよりご確認ください。
https://www.allied-telesis.co.jp/it-infra/solution/manage/
当社は、今後も安定した無線LANを必要とするお客様へ快適な利用環境を提供するため、様々なデバイスとの相互接続性の検証を実施してまいります。
注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。
注)記載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、記載されている計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。
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E-mail:info@allied-telesis.co.jp
URL:https://www.allied-telesis.co.jp/
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