本田技研工業のタイ拠点で放射冷却素材SPACECOOLルーフシェードを導入 空調エネルギー削減によりカーボンニュートラル社会の実現へ
2025年4月25日(金)11時17分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78861/132/78861-132-258fe420a603b509742ed417d74e8d3c-1010x817.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SPACECOOLルーフシェードを施工したEGASの工場屋根
Hondaは放射冷却素材「SPACECOOL」(以下、本素材)の国内導入をかねてより進めており、寄居工場の建屋間通路で内部温度を約15℃低減、コンテナハウスの空調エネルギー消費量を約46%削減する⁽*¹⁾など、本素材の冷却効果を実感していただいておりました。こうした実績を踏まえ、海外拠点への適用も検討する中で、タイの工場に着目をしました。
タイは1年を通じて日射量が多く、日本の約1.5倍以上の平均日射量がある⁽*²⁾と言われており、建物の空調エネルギー消費量も大きい国です。そこで、日本よりも暑熱課題が深刻なタイにあるEGASの工場では、日射反射塗料などの従来の暑熱対策技術と比較し、本素材が空調エネルギー削減や従業員の労働環境改善に効果がある技術だという判断から、工場や倉庫に多いハゼ式折板屋根に本素材を施工する「SPACECOOLルーフシェード」の導入に至りました。
当社は工場や倉庫の屋根面へ本素材を施工する体制の確立を進めておりますが、今回の実績を踏まえ、タイの現地企業やタイに拠点を持つ日系企業へ、脱炭素ソリューションとして本素材の普及拡大に努めて参ります。
(*1)参考プレスリリース:https://spacecool.jp/news/post-383/
(*2)参考:ジェトロ『タイにおける環境・エネルギー分野(水・省エネ等)に関する調査』
放射冷却素材「SPACECOOL」について
放射冷却素材「SPACECOOL」は、直射日光下において、太陽光からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却の原理により宇宙に熱を逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした新素材⁽*³⁾です。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78861/132/78861-132-bfa51f7f0de1738daedfd2b56e5e7e5c-3720x2419.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SPACECOOLの原理イメージ
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/78861/132/78861-132-7fecffc57c1fc8c4e8180ca1ea9253dd-2094x1317.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]SPACECOOLの冷却効果
(*3)独自の光学制御技術を用いて、太陽光の入熱を抑え、熱ふく射(*4)による放熱を大きくした材料設計により実現
(*4)熱せられた物体の熱が電磁波(光)として運ばれる現象のこと
※「SPACECOOL」は登録商標です。