累計販売台数100万台以上のヒット商品「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」を発売10年目にして、フルリニューアルした背景とは
2025年4月25日(金)10時0分 PR TIMES STORY
株式会社ドウシシャは、生活関連用品の企画・開発・販売を行い、お客様やエンドユーザーの豊かな暮らしづくりに貢献する企業です。
その中でも、1980年代より発売をしている家庭用かき氷器は、ニッチな市場の中でトップシェアがあり当社を代表するカテゴリです。
現在はかき氷器全体で10機種展開しており、価格も1,000円台から10,000円を超える幅広いラインナップで、様々なライフスタイルに対応しています。
2016年に発売された「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」は、初年度に10万個を超える大ヒットを記録。それまで2万個売れればヒットと言われていた市場で、異例の成果を上げました 。2010年頃まで、家庭用かき氷器で作るかき氷はジャリジャリ食感が当たり前でしたが、かき氷専門店の増加とともに、ふわふわ食感へのニーズが高まり、同社はいち早くこの市場に参入 。2015年に台湾風かき氷専門店が上陸すると、氷自体に味が付いた台湾風かき氷を家庭でも楽しみたいという声に応え、「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」が開発されました。
毎年売れ行きは伸び、2022年には、累計販売台数が100万個を超えるヒットとなりましたが、そんな大ヒット商品を10年目にしてフルリニューアルした背景について、開発担当の川出洋司さんに話を聞きました。
10年目のリニューアルに込めた想い
家庭用かき氷器の所有率はまだ2割程度で、使用頻度も高いとは言えません。しかし、近年は春先から気温の高い日が続くなど、かき氷器が日常生活で活躍できる場面は多いと考えています。
電動ふわふわ とろ雪かき氷器は発売以来、お客様からの声や実際に使用した際の不満点を反映させ、改良を重ねてきた回数は計5回。長く愛用してもらうために、毎年製品の精度を追求してきた結果、ロングセラーにつながっています。
「使用感を高め、使用頻度を上げていくために、使い勝手には徹底的にこだわっています。かき氷器でこれほどまでに改良を重ねて使いやすさを追求した製品は、他にないと自負しています。」と川出さんは語ります。
左:新型、右:旧型
川出さんが同プロジェクトに参画したのは2016年。10年目を迎える「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」の歴史は、川出さんの入社からの歩みと重なります。お客様の使い勝手を考慮する中でフルリニューアルが必然となったタイミングと、商品の10年目というメモリアルイヤーが重なったことは、絶好のタイミングでした。
使い勝手を向上させたフルリニューアルのポイント:「収納性」と「操作性」
とろ雪かき氷器は、これまで5回のリニューアルを実施。多くは、お客様の声や開発者自らが感じる実際の使用感からの改良でしたが、当初から収納性の改善が求められていました。従来のデザインでは収納性の改善が難しく、今回のフルリニューアルで収納性を高めることができました。
操作性も向上。かき氷器は最後にお客様の手で仕上げる調理家電です。特に、とろ雪かき氷器は調節ダイヤルによって、氷の粗さを変えられるため、様々な味わいが楽しめ、大人から子供まで幅広い層に支持されています。今回、ダイヤルを従来比1.6倍の3.7cmに大型化し、操作性を向上。氷の粗さも直感的にわかるデザインになりました。
左:新型、右:旧型
見えないところにも拘りがあります。盛り付けをしやすいようにモーターの配置を変更。かき氷の高さをより高く盛れるようになりました。おかげで、調節ダイヤルの位置が上がり、従来のデザインでは、調節ダイヤルが見えデザインが損なわれていましたが、正面から見た時にもスッキリとしたデザインになりました。
左:新型、右:旧型
リニューアルにおけるデザインのこだわり
長年愛されてきたロングセラー商品として、性別や好みを問わず手に取っていただけるよう、シンプルで洗練されたデザインを追求。
従来のデザインは白と黒、白とブルーといったコントラストの強い配色でしたが、今回はダークグレーとライトグレー、ブルーとライトブルーといった近似色を使用。
また、上部の分割ラインに緩やかな曲線を取り入れ、全体的に角の少ないフォルムにすることで、柔らかく優しい印象を与えるデザインを目指しました。
上下を分解してコンパクトに収納できる点も、旧型からの大きな進化です。収納時の組み合わせた時のフォルムが揃うように、高さと上下のパーツの角度が揃うようになっているため、使わないときでも美しい佇まいを保ちます。
モーターの回転スピードも調整。ゆっくり回転させることで氷が落ちる速度を抑え、氷の形を整えやすくしています。モーターの回転速度は、かき氷器の大きさや使い方に合わせて最適になるように設計されています。
収納設計の苦労と工夫
収納できる設計にあたっては、盛り付けにこだわりたいユーザーが作業に集中できるよう「作業スペースを広く確保したい」という点と、収納時やオフシーズンに「コンパクトに収納できるデザイン」を両立させることに苦労しました。
試作品を見ながらサイズ感や収納時の見え方を何度も調整し、現在のデザインに至りました。
氷ケースの一体化とダイヤルデザイン
氷ケース部分を一体型にし、ダイヤルを大きくするなど、使い勝手を向上させた点も今回のリニューアルのポイントです。氷ケースと本体を一体化することで、使いやすさと洗いやすさを向上させました 。
左:新型、右:旧型
かき氷器開発の苦労
かき氷と言えば「夏」ですが、新製品の検証は冬場の寒い時期に行われます。春先から店頭に並ぶため、生産スケジュールから逆算すると、どうしても寒い時期に検証が必要になるため、寒さとの闘いです。夏は夏で次の商品の企画・検証を行うため、かき氷担当者は一年中かき氷を削っています。
「トレンドを把握するためにお店にかき氷を食べに行くのですが、研究のために温度計を持って同僚と行ったときは、さすがにお店の方に驚かれました。
実は、担当するまでかき氷は嫌いだったのですが、初めてとろ雪で作ったかき氷を食べて衝撃を受け、かき氷の奥深さにどんどん惹きこまれていきました。氷の削り具合は目で見て削るのではなく、指先と耳に全神経を集中させることで、きめ細やかな削りが出来ます。
今では、目を閉じて音と指先に伝わる削りの振動で、ある程度削り具合やふわふわの度合いがわかるようになりました」と川出さんは語ります。
かき氷で夏を乗り切って欲しい
こうして完成した新しい「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」。他にも、スティックタイプや手回しで楽しめる手動タイプが加わり、とろ雪かき氷器シリーズは3機種展開となりました。
様々な種類の氷が削れ、削り方も選べるので、ぜひ「かき氷ライフ」を楽しんでみてください。10年目を迎えた「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」は、これからも進化し続けます。
ドウシシャには、こだわりと個性豊かな開発者がたくさんいます。これからも、彼らの魅力を伝えていきたいと思います。
【商品概要】
名称:電動ふわふわ とろ雪かき氷器
型番:DTS-B5
カラー:ブラック/ブルー
サイズ(約):幅160×奥行210×高さ360mm
質量(約):1.3kg
電源:AC100V
連続使用時間:2分
付属品:レシピ×1、製氷カップMサイズ×2、お手入れ用ブラシ×1
希望小売価格:6,578円(税込)
URL: https://do-cooking.com/toroyuki/dts-b5/
名称 : 手動ふわふわ とろ雪かき氷器
型番 :IS-TY-B5
カラー:ライトグレー
サイズ(約):幅265×奥行210×高さ355mm
質量(約):1.1kg
付属品:レシピ×1、製氷カップMサイズ×2、お手入れ用ブラシ×1
希望小売価格:4,378円(税込)
URL: https://do-cooking.com/toroyuki/is-ty-b5/
名称:電動ふわふわ とろ雪スティックかき氷器
型番:DHCI-B5
カラー:ブラック
サイズ(約):直径90×高さ355mm(かき氷器 スタンド含まず)
質量(約):0.75kg(かき氷器 スタンド含まず)
電源:AC100V
コードの長さ(約):1.3m
付属品:レシピ×1、製氷カップSSサイズ×2、お手入れ用ブラシ×1、スタンド×1
希望小売価格:6,028円(税込)
URL:https://do-cooking.com/toroyuki/dhci-b5/
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