デサントと花王が近赤外線カットの効果を共同研究 「汗の量が減少」「心拍数の上昇抑制」といった身体への負担が軽減される結果に
2025年4月30日(水)15時47分 PR TIMES
その結果、「汗の量が減少」「心拍数の上昇抑制」といった身体への負担が軽減される結果が得られました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35942/383/35942-383-f797f144cbcb063d1b3ce0e68652e0e0-1920x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
https://www.descente.co.jp/technology/feature/sunscreen-nir2025/
*「近赤外線(NIR)」とは
炎天下にいると感じる肌のほてりや不快感。あの不快なジリジリした熱さの原因が「近赤外線(NIR)」です。近赤外線は紫外線や可視光より波長が長く、熱をよく伝える性質があり、人の体表温度を上昇させる要因と考えられています。さらに太陽光に含まれる近赤外線の割合は、紫外線の約6倍です。
【実験と検証結果について】
当社のアパレルの研究開発拠点「DISC(DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX)OSAKA」の人工気象室にて暑熱環境を再現し、実験を実施しました。近赤外線をカットすることで、発汗量や心拍数の上昇を抑える結果が得られました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35942/383/35942-383-07c5f62149cb3c98e8d60473195db169-3900x1944.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※試験結果は所定の試験方法によるものであり、実環境での効果を保証するものではありません。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35942/383/35942-383-a0d90d51b40441fc37915ed20f020055-907x524.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]発汗量の比較 [画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35942/383/35942-383-56cb5c168d59f7b465488ecefc7d696c-1067x524.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]心拍数の上昇率
*1:Tシャツ(近赤外線カット率が低い)・日焼け止め製剤(紫外線カット機能のみ)
*2:Tシャツ(近赤外線カット率が高い)・日焼け止め製剤(近赤外線+紫外線カット機能)
夏は近赤外線カットで、暑さ対策 上手に汗をかき、身体への負担を減らそう!
<体温を上げすぎないことが、パフォーマンス維持には重要>[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/35942/383/35942-383-02cba301e41190753d64650e56def3f8-561x647.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]枝 伸彦 先生
獨協医科大学基本医学基盤教育部門(健康スポーツ科学)講師
専門分野は、運動免疫学・運動生理学・運動皮膚科学
早稲田大学で博士(スポーツ科学)を取得後、
同大学にて助手・助教・講師(任期付)に従事したのち
国立スポーツ科学センタースポーツ研究部を経て、2021年4月より現職
「運動パフォーマンスを維持するためには、体温を最適に保つことが重要です。ウォーミングアップなどによる適度な体温上昇は運動能力を高めますが、過度な上昇は運動能力の低下を引き起こすことになり、特に深部体温の過度な上昇は、持久性の運動パフォーマンスの低下に深く関わっていると考えられています。
近赤外線は熱をよく伝える性質があり、肌のほてりやジリジリした熱さの原因と言われています。身体は体温が上昇すると汗をかいて熱を逃がそうとしますが、大量の汗による水分の損失は脱水につながり、熱中症のリスク、そしてパフォーマンスを低下させることになります。もちろん、汗をかくのは重要ですが、過度に汗をかいて脱水状態になると、心拍数もあがり「キツさ」を感じます。この「キツさ」は持久力やパフォーマンスにも影響を与えるのです。
近赤外線をカットすることで、適度に発汗や心拍数の上昇が抑制されたということは、身体への負担が少なからず軽減されていると考えられます。暑い時期のスポーツでは、紫外線のみならず、近赤外線対策を行うことがパフォーマンスの維持につながることが期待できそうです。」
【近赤外線と紫外線をカットする当社独自開発素材「サンスクリーンNIR」について】
「サンスクリーンNIR」は、強い日差しによるジリジリした“熱さ”の原因である近赤外線をカットし、ウェア内の温度上昇を抑えることでクーリング機能を発揮する素材です。