何故、当たらない…? 菅野智之、打者を狂わせた「鬼制球」「不思議そう」 絶妙に“内角をエグる”カットボール→空振り三振に戸惑う
2025年5月23日(金)22時0分 ABEMA TIMES

【MLB】ブルワーズ4−8オリオールズ(5月21日・日本時間5月22日)
5月21日(日本時間5月22日)に行われたミルウォーキー・ブルワーズ対ボルチモア・オリオールズの一戦で、オリオールズ・菅野智之が、絶妙な配球とカットボールで空振り三振を奪った場面が話題となっている。
0-0の同点で迎えた2回裏・ブルワーズの攻撃、1死走者なしの場面で迎えた5番のサル・フリリックに対して菅野は、真ん中から外にかけて、カットボール、スプリット、シンカー、スライダーを縦に散らす“変化球のみ”の投球でフルカウントとすると、勝負の7球目に投じたのは、真ん中高めいっぱいから内へとえぐるように変化しつつ、わずかに高めへと外れる140km/hのカットボール。これを果敢に打ちに行ったフリリックであったものの、まるでバットを逃げていくように変化していくその独特な軌道に、タイミングを狂わされ、空振り三振に。するとフリリックは、バットで捉えられなかったことを不思議がるかのような表情で、打席を後にすることとなった。
初球、ボールゾーンに投じてみせたカットボールを含め、多彩な変化球で様々な軌道を打者に刷り込んで惑わせ、最後は思わず手が出てしまう絶妙なコースに、カットボールを投じるという、ベテランならではのこの奪三振シーンに、ファンからは「鬼制球」「コースも変化量も絶妙すぎる」「なんで当たらないんだろう?って顔」「不思議そうw」「粛々と抑えるのカッコ良すぎ」「完璧に証明したな」といった様々な反響が巻き起こることとなった。
この日の菅野は、6回・88球を投げて被安打5(被本塁打1)、奪三振3、与四球1、2失点と、打線の援護が薄いなかで、勝ち負けこそつかなかったものの、しっかりと試合を作ることに。なお、試合の方は4-4の同点で迎えた延長11回に、4点を挙げたオリオールズが8-4で勝利している。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)