FSC(R)生態系サービス国際フォーラムを開催
2025年5月7日(水)11時17分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-48ab5c8789572c3d44ada667b28fccdc-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-713ef9a041b98d509a06fc713497d28a-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役 足立直樹氏
国際的な森林認証制度FSC(Forest Stewardship Council(R))の普及啓発を行うFSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会、代表:太田猛彦)は、「ネイチャーポジティブ」に向けてTNFDをはじめとした企業への情報開示が求められる中、そのような取り組みを支援するFSCの生態系サービス効果検証ツールを紹介するイベントとして、3月28日(金)に東京にて「FSC生態系サービス国際フォーラム」を開催いたしました。FSC認証に取り組む自治体、林業会社、建設業者、日用品・飲料・食品メーカー、小売企業、省庁、NGOなどの多岐にわたる業界から、92名の方にご参加いただきました。
基調講演では、ビジネスと生物多様性に関する日本の第一人者である、株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役 足立直樹氏にご登壇いただき、ネイチャーポジティブの実現には企業の参加が不可欠であること、世界のGDPの半分以上は自然資本に依存しており、企業におけるネイチャーポジティブに向けた取り組みは待ったなしの状況であることをお話しいただきました。
また、来日したFSC国際事務局 アジア太平洋地域気候・生態系サービス主任Rocky Iskandarと気候・生態系サービスプログラムマネージャー Maria Wowroより、グリーンウォッシングのリスクを避けるためには質の高い一次情報が必要であること、FSC認証では森林がもたらす便益を測定・検証するための自主的で追加的な効果検証ツールを用意しており、この効果検証ツールを利用することで、昆明・モントリオール生物 多様性枠組(GBF)の枠組みに沿って報告が可能であり、CSRDやGRI、CDP、TNFDなどの多岐にわたる情報開示の枠組みにも準拠していることをご紹介いたしました。Rocky IskandarとMaria Wowroのプレゼンテーションについては、以下の開催報告より動画とプレゼン資料を覧いただけます。
開催報告:https://jp.fsc.org/jp-ja/newsfeed/20250502
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-6ef5d73f08ee13df335e4407f4e90c38-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]FSC国際事務局 アジア太平洋地域気候・生態系サービス主任Rocky Iskandar[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-8a483810d1fc206cb6119b70e1dec68b-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]FSC国際事務局 気候・生態系サービスプログラムマネージャー Maria Wowro
後半のパネルディスカッションでは、FSC国際事務局 Maria Wowroの他、三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部副部長 松岡哲也氏、立教大学兼任講師・株式会社エコロジーパス 代表取締役 永石文明氏、南三陸森林管理協議会 事務局長・株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一氏の3名をパネリストとしてお迎えし、「森林の生態系サービスの可視化と価値化」をテーマに、ネイチャー・ポジティブ経済の実現にむけ、どのように森林の多面的機能を見える化し、それに価値を付け森林に経済的に還元するかについて議論が行われました。最後に、8つのテーブル毎に参加者の皆さま同士でのラウンドテーブルディスカッションを行っていただきました。パネルディスカッションで話された内容や、ラウンドテーブルディスカッションで出た課題やご意見などは、以下の開催報告よりご覧いただけます。
開催報告:https://jp.fsc.org/jp-ja/newsfeed/20250502
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-38c540a54f36261da55691006ef1cd01-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部副部長 松岡哲也氏[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-baa96953ea18e7a11d9e11cea73cc126-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]立教大学兼任講師・株式会社エコロジーパス 代表取締役 永石文明氏[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-6889ed0f367313b6fd41dcb5a7bc8807-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]南三陸森林管理協議会 事務局長・株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一氏
参加者からは、多種多様な業界の方々やサプライチェーンの川上と川下の方々と、お互いの課題を共有し情報交換ができる貴重な機会だった、FSC生態系サービス効果検証ツールのより詳しい内容や海外の事例についても知りたい、などのご感想をいただきました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-d91793c531c38b67b23b3c30a055c58e-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159721/6/159721-6-61cdadeb5d6bf0e9282cbd8485a61a76-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
FSCジャパンでは、ネイチャーポジティブに資する制度としてFSC認証をご活用いただけるよう、引き続き積極的な情報発信を行ってまいります。
■開催概要
名称:FSC 生態系サービス国際フォーラム
日時:2025年3月28日(金)13:00〜17:00
会場:プラザエフ 地下二階 東京都千代田区六番町15番地
主催:FSCジャパン
主なプログラム
○来賓挨拶
林野庁 森林利用課課長 石井洋 氏
環境省 自然環境局 生物多様性主流化室 室長 永田綾 氏
○基調講演「ビジネスと生物多様性〜森林を中心に」
株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役 足立直樹 氏
○ FSC国際事務局生態系サービスチームからの情報提供
FSC国際事務局 アジア太平洋地域気候・生態系サービス主任 Rocky Iskandar
FSC国際事務局 気候・生態系サービスプログラムマネージャー Maria Wowro
○パネルディスカッション
三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部 副部長 松岡哲也 氏
立教大学兼任講師、株式会社エコロジーパス 代表取締役 永石文明 氏
南三陸森林管理協議会 事務局長、株式会社佐久 専務取締役 佐藤太一 氏
ファシリテーター:FSCジャパン指針・規格マネージャー 三柴ちさと
○ラウンドテーブルディスカッション
■FSCジャパン(特定非営利活動法人 日本森林管理協議会)
FSC(Forest Stewardship Council, 森林管理協議会)は、環境保全の面から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の普及を目的に、環境団体、林業者、林産物取引企業、先住民団体などを中心に、1994年に設立された独立した非営利団体です。認証された森林は2020年には2億ヘクタールに達し、6万以上の組織がFSCの規格に基づき認証されています。FSCジャパンはFSC国際事務局から正式に承認された、日本の窓口となる組織として、日本国内におけるFSC森林認証の普及や、国内を対象とした規格の検討と作成を行っています。
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FSCジャパン公式HP:https://jp.fsc.org/jp-jp
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