【新製品】食品殺菌装置「SVP-1」を2025年4月より販売開始

2025年5月9日（金）19時16分　PR TIMES

過熱水蒸気で薬剤不使用・食感を損なわない殺菌を実現

株式会社中西製作所（東証スタンダード：5941、本社：大阪市生野区、代表取締役社長：中西一真）は、過熱水蒸気による新しい食品殺菌装置「SVP-1」を開発し、2025年4月より受注を開始しました。本製品は薬剤を使用せず、食材表面を瞬時に殺菌することが可能で、食感を損なわず一般生菌数の大幅低減を実現。食品衛生管理が求められる現場に新たな選択肢を提供します。※特許出願中

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-4748172f2d5320a5dbe234f417f6e74d-3900x2140.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]食品殺菌装置「SVP-1」

■開発背景

カット野菜などの衛生処理において一般的に使用されている薬剤は薬剤臭が残ることや、きゅうりなど素材や形状によっては十分に殺菌しにくい食材があることなどが課題とされてきました。こうした課題を解決すべく、薬剤を使用せず、素材本来の食感を保ちながらも高い殺菌性能を実現できる食品殺菌装置の開発に着手しました。

■3つの特長

１.瞬間殺菌
当社が独自開発したスリットノズルから、上下に高速噴射された過熱水蒸気が食材表面の生菌を瞬間的に加熱し殺菌します。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-e25a2e3192ba78b90d5e363d24a96457-518x289.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-78ccd73e314a9acaae6de6dc5829a732-512x287.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
２.生菌の低減
既存の殺菌方法と比較し、大幅に生菌を低減することができます。
また、初発菌数を抑えられることから冷蔵保存下において、生菌の増殖抑制が確認できました。野菜類の“日持ち改善”が期待できます。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-939742607b917def12748892e5719aa4-360x200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-278fef56e40a05b3e80c059f5587084f-2939x1204.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
＜日持ち試験条件＞
既存の殺菌方法：次亜塩素酸ナトリウム200ppm(60秒)→スライス→80ppm(90秒×2)
過熱水蒸気殺菌：過熱水蒸気温度200℃

３.食感保持
食材本来の硬さを保ちながら殺菌することが可能です。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-c016a0985607c466b55c4b3ecb851034-225x299.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]　　　プランジャーにて食材に4mm圧縮した時の荷重[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/123245/5/123245-5-3e6375c81adb47359adb78e140a7a772-2297x1612.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]生：51.2N / ボイル：36.7N / 過熱水蒸気150℃：51.6N
殺菌処理後に食材の硬さを測定した結果、元の食感がほぼ維持されていることが確認されました。

※食材の種類・形状・鮮度・産地によって効果は変動します。
※２.３.のデータは酪農学園大学と行った共同研究結果です。