シカゴに和歌山のミカン・酢・梅売り込め!「関税問題あるが市場は大きい」…見本市に県ブース
2025年5月16日(金)16時0分 読売新聞
和歌山県産品の輸出拡大に向け、県は15日、米国のシカゴで17〜20日に開かれるレストランや食品の見本市に、ミカンや梅など県内の食品関係の事業者が出展すると発表した。県によると、出展は昨年に続いて2回目。
見本市は全米レストラン協会の主催。国内外から約2200社が出展し、約5万8000人のバイヤーが集まるという。日本貿易振興機構(ジェトロ)が会場内で運営するジャパンパビリオンに、県のブースが設けられる。
県内から出展するのは、かんきつ類の栽培・加工・販売を行う「早和果樹園」(有田市)、酢類を製造する「丸正酢醸造元」(那智勝浦町)、梅の加工業「マルヤマ食品」(みなべ町)の3者。試食や試飲を通じてPRを行うという。
県食品流通課の担当者は「トランプ政権の『相互関税』の問題もあるが、米国市場が大きいことは変わりない。効果的なアピールの場になれば」としている。