鈴木誠也 4打数2安打2打点でリーグトップの37打点 この日6打点のPCAとともにチームをけん引
2025年5月17日(土)6時24分 スポーツニッポン
◇インターリーグ カブス13—3ホワイトソックス(2025年5月16日 シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手(30)が16日(日本時間17日)、本拠で行われた「ウインディシティ・シリーズ」(シカゴダービー)のホワイトソックス戦に「3番・左翼」で先発。4打数2安打2打点で打率・246とし、チームの大勝に貢献した。また、今季通算37打点は試合終了時点でリーグトップに躍り出た。
鈴木の初回の第1打席は中飛。2点を追う2回にはブッシュ、ケリーの連打などで同点に追いつき、なおも2死一、二塁の好機から“PCA”ことピート・クローアームストロングの右翼ポール際への12号3ランで勝ち越した。さらにタッカーが左中間三塁打した2死三塁で、鈴木が初球を左中間適時二塁打して1点を追加。90・2マイル(約145キロ)の内角低めスライダーをコンパクトなスイングでミートし、最後は左手一本で振り抜く技ありの一打だった。
4回の第3打席は三ゴロに終わったが、6回の第4打席では1点を追加し、なおも1死一、三塁の好機でカウント0—1からの2球目、84・2マイル(約135・5キロ)のスライダーをきっちり中犠飛して、さらに1点をもぎ取った。鈴木が犠飛を記録するのは今季初めてだった。8回の第5打席では先頭で左翼線二塁打し、この回のダメ押し3得点につなげた。
チームも13—3の大勝で、26勝19敗の貯金「7」でナ・リーグ中地区の首位をキープした。
鈴木の今季通算37打点は試合終了時点でリーグトップ、全体でも41打点のジャッジ(ヤンキース)に次ぐ2位となった。またこの日、3ランを含む4安打6打点と爆発したクローアームストロングも36打点でリーグ2位タイ、全体でも3位タイ。これにタッカーがリーグ6位タイの33打点で続いており、上位打線の3人で好調のチームをけん引している。