アスエネ、TOPPANとシステム連携を開始

2025年5月22日(木)11時17分 PR TIMES

LCA/CFP算定の精緻化による、Scope3算定の業務効率化を推進

アスエネ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:西和田 浩平、以下「当社」)は、TOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:大矢 諭、以下「TOPPAN」)が提供する容器包装に特化したCO2排出量算定クラウドサービス「SmartLCA-CO2(R)」と、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」のシステム連携を、2025年5月より開始いたしました。

本連携により、企業が直面するScope3*(特にカテゴリ1:購入した製品・サービス)における算定の負荷を大幅に軽減し、より正確かつ効率的なCO2排出量の把握を実現します。
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提携の背景と目的
近年、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速する中、日本国内でもプライム上場企業を中心に、サプライチェーン全体のCO2排出量算定(Scope1-3*)が求められています。さらに、2025年以降はSSBJ(サステナビリティ情報開示基準)などの制度導入も見据え、企業にはさらに高度な環境情報の開示が求められるようになります。中でも、Scope3のうちカテゴリ1(購入した製品・サービス)は、データ収集や算定に高度な専門知識が求められ、多くの企業にとって大きな課題となっています。

当社のCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」は、CO2可視化サービスにおいて国内やアジアで最大級の導入実績を誇り、上場企業から中堅・中小企業まで幅広い企業の脱炭素経営を支えています。一方、TOPPANは、パッケージ分野で長年培った専門知識をもとに、容器包装のCO2排出量を効率的かつ精緻に算定可能なクラウドサービス「SmartLCA-CO2(R)」を提供しています。

本提携によって両社が有する技術的強みと専門知見を融合し、LCA/CFP算定の精緻化を実現することで、Scope3算定の業務効率化が可能となります。またCO2排出量の算定にとどまらず、製品単位での環境への影響を可視化することで、企業の持続可能な経営を支える基盤づくりを共同で推進することを目的としています。
提携による取り組み内容
今回のシステム連携により、「ASUENE」上で「SmartLCA-CO2(R)」による容器包装に特化したCO2排出量の算定データをAPI経由で取り込み、Scope3カテゴリ1の排出量として自動反映させることが可能となります。これにより、大幅な算定業務の効率化が実現します。

さらに、TOPPANが保有する材料や加工プロセスに関する豊富なデータベースと当社のクラウドサービスが連携することで、今までより詳細な排出量データの分析が可能になります。これにより、CO2排出量のホットスポット(削減余地)の特定や環境配慮型製品の開発にも活用することができるようになります。

また、情報開示の観点でも、SBTやTCFD*など国際イニシアチブへの対応を視野に入れたScope3算定支援が可能となり、企業のサステナビリティ経営の向上にも貢献します。
今後の展望
当社とTOPPANは、今後も業種ごとの特性に応じたScope3算定・削減支援の拡充や、海外市場を含めたグローバル対応の強化を視野に入れています。両社は本提携を起点に、サプライチェーン全体の脱炭素を後押しする共創のモデルケースとして、より多くの企業とともに、持続可能な未来の実現を目指してまいります。
TOPPANとのスペシャル対談ページの公開
本提携の背景や具体的なシナジーについては、両社による対談で詳しくご紹介しています。

TOPPANとアスエネ社、共創で挑むCO2削減の未来 〜脱炭素社会の実現に向けて〜
URL:https://www.holdings.toppan.com/ja/sustainability/feature/20250522/
TOPPANについて
会社名:TOPPAN株式会社
代表者:代表取締役社長 大矢 諭
所在地:〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3
WEBサイト:https://www.toppan.com/ja/
ASUENEについて
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/58538/525/58538-525-3f8a3c143d0ff9dc32b53d61e06316c1-3900x1114.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ASUENE」は、複雑だったCO2排出量算出業務をカンタンにサポートする、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3 のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。さらにCDP、 SBTi、 CSRD、 ICP、 TCFD、 TNFD、 削減支援など高度なコンサルティング支援にも対応しています。
アスエネサービスサイト:https://asuene.com
アスエネ 会社概要
会社名:アスエネ株式会社
事業内容:
・CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
・ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
・GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」
グループ会社の事業内容:
・カーボンクレジット・排出権取引所 「Carbon EX」
・脱炭素・非財務情報の第三者検証・保証、アドバイザリーサービス「アスエネヴェリタス」
・SaaS事業者向けAPI連携プラットフォーム「Anyflow」
資本金:75億2,700万円(資本剰余金含む)
代表者:Founder 代表取締役CEO兼COO 西和田 浩平
住所:東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
拠点:日本、シンガポール、米国、英国、タイ、フィリピン
URL:https://corp.asuene.com/

<注釈補足>
* Scope1-3:以下のとおり、事業者によるCO2排出量の算定・報告対象範囲を区分
Scope1:自社の事業活動において直接排出したCO2排出量
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的なCO2排出量
Scope3:上記以外の事業活動に関わる上流・下流のサプライチェーンのCO2排出量
* CFP:Carbon Footprint of Products(カーボンフットプリント)の略称。商品やサービスがつ くられてから捨 てられるまでのライフサイクルの各過程における温室効果ガス排出量の合計をCO2排出量に換算して表示する仕組み
* LCA:Life Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)の略。製品やサービスの生産から消費、廃棄に至るまでのライフサイクル全体における環境負荷を定量的に算出する手法
*TCFD:金融安定理事会により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するため設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース」。企業等に対し、気候変動関連リスク、及び機会に関して開示することを推奨している。

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