【食の安全に関する意識調査】約2人に1人が「食品事故を起こした企業やメーカーの食品は購入したくない」と回答。食品の安全に関して、加工業者に不安を感じる方が6割以上。

2024年5月28日(火)12時16分 PR TIMES

半数以上の方が“異物混入”に不安!

NSSスマートコンサルティング株式会社(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:安藤 栄祐)は、20代〜50代の男女を対象に、「食の安全」に関する意識調査を実施しました。

スマートフォンが普及したことで、さまざまな情報が溢れる時代となりました。
身近に事件や事故が起こると、それが些細なことであってもSNSを通じてあっという間に広がる傾向が強く見られます。

例えば、数年前には従業員が店内の食品や商品を使って悪ふざけをした様子を動画に撮影し、SNS上に投稿するといったイタズラ動画(バイトテロ)が大きな話題となりました。
この影響で食品安全への意識も高まり、今や企業にとって「食品の安全性」に関しては深刻な問題となっています。

万が一、食品事故を起こしてしまうと、閉店や破産という事業継続にとって大きなリスクとなり得るでしょう。
では、実際に消費者が食品を購入する際、どのようなことを重要視しているのでしょうか?

そこで今回、ISO認証取得・運用支援サービス『ISOプロ』(https://activation-service.jp/iso/)を提供するNSSスマートコンサルティング株式会社は、20代〜50代の男女を対象に、「食の安全」に関する意識調査を実施しました。

<調査概要>
調査概要:「食の安全」に関する意識調査
【調査期間】2024年5月15日(水) 〜 2024年5月16日(木)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,012人
【調査対象】調査回答時に20代〜50代の男女であると回答したモニター
【調査元】NSSスマートコンサルティング株式会社(https://www.nss-group.co.jp/)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

7割以上が食品の安全について「関心あり」と回答。消費までに不安を感じる段階とは?


はじめに、消費者の方に対して、食の安全への関心についてうかがっていきたいと思います。
[画像1: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-32960300fc42b90e69f6-1.png ]


「食品の安全についてあなたの関心度を教えてください」と質問したところ、7割以上の方が『とても関心がある(24.2%)』『やや関心がある(51.4%)』と回答しました。

食の安全について関心がある方は多いことが示されました。
食品を消費するまでにはさまざまな工程がありますが、安全性について不安を感じるのはどのような段階なのでしょうか?

そこで、「食品の生産から消費までの工程において、安全性に対して不安を感じる段階を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『加工業者(60.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『生産者(農家など)(33.9%)』『小売業者(スーパーなど)(27.7%)』と続きました。

6割以上の方が、加工段階の安全性に不安を感じているようです。
また、生産者や小売業者と回答した方も多いことが示されましたが、具体的にどのような不安があるのでしょうか?
[画像2: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-70b2beeda6e089482547-2.png ]


「食品の安全性に関して、具体的にどのような不安がありますか?(複数回答可)」と質問したところ、『異物混入(53.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『食中毒(43.0%)』『食品添加物(33.4%)』と続きました。

半数以上の方が、異物混入の不安を感じていることが示されました。
また、食中毒や食品添加物に対する不安も上位に上りました。

4割以上が食品購入時に国産・国内製造を意識


ここまでの調査で、食品の安全性に対する不安が示されました。

では、少しでも不安を解消するための行動として、どのようなものを参考に食品を選んでいるのでしょうか?
[画像3: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-33338c3add0a7e547b59-3.png ]


「以下のうち、食品を選ぶ際に参考とするものがあれば教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『国産・国内製造であること(46.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『新鮮さ(45.1%)』『生産者や製造業者の信頼性や知名度(29.9%)』と続きました。

国産や国内で製造していることを参考に、食品を選んでいる方が最多になりました。
また、新鮮であること、生産者や製造業者の信頼性や知名度も食品を選ぶ際に参考にしている方が多い一方で、食品安全に関わるマークを参考にしている方は少数派ということが分かりました。

合わせて、参考にしている理由についても詳しく聞いてみました。

■食品を選ぶ際に参考にするのはこれ!その理由とは
・【生産者や製造業者の信頼性や知名度/国産・国内製造であること】国産だったらまだ安心だと思うから(20代/女性/パート・アルバイト)
・【国産・国内製造であること/特定の食品添加物が使われていないこと】体に悪いと言われている食品添加物はなるべく摂取したくないから(20代/女性/公務員)
・【新鮮さ/食品の安全を証明するマーク/環境に配慮していることを証明するマーク】食品の安全が一番大事だと思うから(40代/女性/パート・アルバイト)
・【国産・国内製造であること/特定の食品添加物が使われていないこと/新鮮さ/食品の安全を証明するマーク】産地偽装問題や安全面に配慮が足りないニュースを見ると慎重にならざるを得ない(30代/男性/会社員)


では、食品を購入する際はどのような表示項目を確認しているのでしょうか?

「以下のうち、食品購入時に確認している表示項目があったら教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『消費期限や賞味期限(51.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『価格(38.4%)』『原材料(35.0%)』と続きました。

半数以上の方が、消費期限や賞味期限を確認しているようです。
基本的に、販売期限に基づき、期限が近い商品は廃棄処分されていることも多いため、気にしていない方も多いのかもしれません。

消費者がさまざまな表示項目を確認していることが明らかになりましたが、特に表示項目を重視して選ぶ食品はあるのでしょうか。
『何も確認していない』と回答した方以外に聞いてみたいと思います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-74a16f53b7671fe4541b-4.png ]


「特に表示項目を重視して購入する食品や食材を教えてください(上位3つまで)」と質問したところ、『肉・肉加工品(65.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『魚・水産加工品(53.5%)』『野菜(40.5%)』と続きました。

先ほどの調査結果で「食品の生産から消費までの工程で安全性に対して不安を感じる段階」について『加工業者』と回答した方が6割程度いることが示されていましたが、肉加工品や水産加工品についてはより表示項目を重視されているのかもしれません。
また、食品を選ぶ際に食品安全に関するマークを参考としている方は1割強と少ないことも分かっていますが、皆さんはさまざまなマークがあることはご存じなのでしょうか?

そこで、「以下のうち、食品安全に関するマークでご存じなものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『JASマーク(71.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『特定保健用食品マーク(トクホマーク)(49.2%)』『有機JASマーク(16.9%)』と続きました。

JAS規格に適合した飲食料品についているJASマークをご存じの方が7割以上と最多になりました。
また、特定の保健の用途に役立つと証明されている特定健康用食品マーク(トクホマーク)についてもご存じの方が多いようです。

テレビやSNSで拡散された食品事故は、深刻なユーザー離れを引き起こす?


近年、食品の安全性に関する事故やトラブルなどを聞くことがあるかと思いますが、そのような情報はどこで見ることが多いのでしょうか?
[画像5: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-89db3ebfca4fe73b8b1d-5.png ]


「食品の安全性に関する情報やニュースは、どのようなメディアで見ることが多いですか?(複数回答可)」と質問したところ、『テレビ(67.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『SNS(31.4%)』『スマホのニュース配信アプリ(16.9%)』と続きました。

6割以上の方がテレビで食品の安全性に関する情報やニュースを見ることが多いようですが、SNSで見ることが多いという方も3割以上いることが示されました。

最後に、食品の安全性に関する事故を起こしてしまった企業やメーカーの食品購入についてうかがってみました。

「食品事故を起こした企業やメーカーの食品について購入したいと思いますか?」と質問したところ、半数以上の方が『一度でも起こせば二度と購入したくない(12.3%)』『覚えている限りは購入を控えたい(43.7%)』と回答しました。

このことからも消費者が食品の安全性に対して非常に敏感であり、食品事故が発生した場合、その企業のブランドイメージが著しく損なわれ、消費者の購買意欲に大きく影響することがうかがえます。

【まとめ】食品事故を起こせばすぐに広がる時代だからこそ、食品の安全対策を見直す必要があるのでは?


今回の調査結果で、食品の安全性について関心がある方は非常に多いことが明らかになりました。

主に、加工業者や生産者といった工程において異物混入や食中毒、食品添加物といった不安を感じている方が多く、食品安全に関するマークよりも国産・国内製造や鮮度、生産者や製造業者の信頼性や知名度などを参考に食品を選んでいる方が多いようです。

また、表示項目については消費期限や賞味期限、価格や原材料を確認しており、特に、肉・肉加工品、魚・水産加工品、野菜については表示項目をより重視していることが示されました。

食品の安全性に関する情報やニュースはテレビやSNSで見ることが多く、食品事故やトラブルを起こした企業やメーカーの食品については、二度と購入したくない、覚えている限りは購入を控えたいと思う方が多いようです。

SNSやインターネットの普及により、情報が瞬時に拡散される現代では、食品事故に関するニュースが迅速に広まり、多くの人々に影響を与えることがあります。
また、企業は事故発生後の対応や情報公開の透明性が一層求められるでしょう。

食品事故を起こせばすぐに広がり、購入したくないと考える消費者が増えることは事業継続など大きな影響を与えることが予想されるからこそ、ISO22000などの食品安全を守るマネジメントシステムを導入し、食品事故のリスクを低減させる必要がありそうです。

ISO・HACCPの新規取得・運用サポートなら『ISOプロ』


[画像6: https://prtimes.jp/i/55385/17/resize/d55385-17-f212fb3e56f905462d35-0.png ]

今回、「食の安全」に関する意識調査を実施したNSSスマートコンサルティング株式会社ではフードチェーン(生産から消費者に届くまでのプロセス)において、食品事故発生のリスク低減と再発を防ぐためのISO・HACCPの新規取得・運用サポートサイト『ISOプロ』(https://activation-service.jp/iso/)を運営しています。

ISOプロは、ISO審査員資格保有者やISO構築コンサルタント経験者が多く所属するISOの専門家集団です。
当サイトで発信する情報を通じ、サイト利用者様がISOの構築や運用などISOに関わる業務を円滑に進め、事業の成長につながるよう信頼できる情報発信を提供します。

ISO各種規格のコラムはこちら:https://activation-service.jp/iso/column

『ISOプロが訊く』ISO取得企業へのインタビュー掲載中
『ISOプロが訊く』とは、ISOを取得した企業様にISOプロがインタビューをする企画です。
その企業が、ISOを取得した理由や取得する上での課題、ISOを取得して何が変わったのかを伺っています。
ISO運用企業様の生の声をぜひご覧ください。

ISOプロが訊く:https://activation-service.jp/iso/interview

ISO・HACCPコンサルタント募集中
ISOプロでは、全国各地のISO・HACCPコンサルタントを募集しています。
『お客様の実情に合わせた各種ISOやHACCPの構築、運用』をポリシーとして、サポート業務を行っております。私たちの想いに共感いただける方、少しでもご興味がある方はぜひお問い合わせください。

ISOプロについて:https://activation-service.jp/iso/philosophy
お問い合わせフォーム:https://activation-service.jp/iso/lp/form-collabo-entry/

【会社概要】
会社名:NSSスマートコンサルティング株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー21階
代表者:安藤栄祐
URL:https://nss-smart-consulting.co.jp/
事業内容:ISOコンサルティング事業、労務コンサルティング事業、オフィスサポート事業

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