【能登から全国へ】復興合唱曲『フェニックス』輪島高校でお披露目。歌で能登と全国を繋ぐ「フェニックス・キャラバン」がスタート。

2025年5月29日（木）15時47分　PR TIMES

被災した７校の児童・生徒が託した"復興への想い"から生まれた合唱曲「フェニックス」を輪島高校で300名が大合唱。この日をキックオフとし、能登と全国を歌で繋ぐプロジェクトが始動。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-759524afccd040b8fb7ff4c7b26173a2-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025年5月14日（水）、石川県輪島市・輪島高校の体育館で、能登半島の復興を願って作られた合唱曲『フェニックス』が、全国から寄せられた合唱動画に合わせて、300名の大合唱で披露されました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-fe8dcab7894aa4dd713802e9d9dae8b2-3900x1593.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
会場では全国 30 団体から寄せられた応援合唱ビデオも上映され、涙と笑顔が交差するなか「何度でも立ち上がる」という願いが響き渡りました。

曲を手掛けた弓削田健介（ゆげたけんすけ）さんは、小学校および中学校の音楽教科書に楽曲が掲載されている作曲家。キャンピングカーで全国を旅をしながら作曲・スクールコンサートを行っていることから「放浪の合唱作曲家」と呼ばれています。

旅の活動の中で、去年９月より能登７校を巡り、小中学校・高校から”復興への想い”を集め、合唱曲「フェニックス」を完成させました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-b73ac155e4204f868870e441e01ad648-2722x1960.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]輪島６校合同小学校での活動の様子。
今回の輪島高校でのお披露目会をキックオフとし、 47 都道府県をキャンピングカーで巡り、各地の学校や合唱団で「フェニックス」を歌いつなぐ「フェニックス・キャラバン」がスタートします。被災地と全国を歌で繋ぐプロジェクトです。

この日の様子は石川県内全ての民放テレビ局（石川テレビ放送、テレビ金沢、北陸朝日放送、北陸放送）と NHK、新聞各社に取り上げられ、広く注目を集めています。

世代を越えて心を一つに

合唱曲「フェニックス」のお披露目イベントにはおよそ300名が参加し、復興を願う歌声が会場いっぱいに広がりました。地震で妻子4人を失った警察官、大間圭介さんも招かれ、子どもたちの合唱に静かに耳を傾けました。

■作曲家弓削田さんのコメント
　震災後のニュースで、大間さんのことを知りました。大間さんのSNSでの日々の発信や、金沢マラソンにチャレンジしている姿が、作曲中の「フェニックス」と重なりました。
　子どもたちの「復興への想い」を１つの歌にまとめていく過程で、責任の重さを感じ、被災者の方々の想いを汲み取れているか悩み、何度も筆が止まってしまう中で、同世代の大間さんの姿に、大変勇気をいただきました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-a16dceeb3be8c129d9b4228bcb320fbe-1920x1080.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]招待された大間圭介さん（写真右）
大間さんは「みんなが歌を歌ってくれることで、少しでも元気をもらえたらという思いで来た。」「家族を亡くして一人でなんとか毎日生きている中で、元気づけられたというか、勇気をもらえた。本当に感動した」と語りました。

参加した小学生にとっても、この合唱は特別な経験となりました。児童代表で「復興への想い」を発表したのは、５年生の中野里菜さん。

「フェニックスは困難の克服を意味する伝説の鳥だということを知りました。今日の合唱では、輪島が復興した未来を想像し、みんなで心を一つにして、頑張ろうという前向きな気持ちと、輪島のために頑張ってくれている方たちに感謝の気持ちを込めて歌いたいです」

とコメントし、復興への強い願いと感謝の思いを歌に乗せました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-292cb787ac8033bd17f584cf37eaec81-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]児童代表で”復興への想い”を発表した、中野里菜さん
また高校生からも「一人じゃないよ、というメッセージを歌えることが貴重な体験。改めて頑張ろうと思ったし、感謝の気持ちでいっぱいです」といった声が聞かれ、世代を超えて心が一つになった瞬間となりました。

全国から届けられた、応援メッセージと合唱ビデオ

イベントでは、能登を応援する全国各地からのメッセージや合唱動画が大きなスクリーンに映し出されました。

全国30箇所から寄せられたビデオには、それぞれの地域の子どもたちや合唱愛好者が『フェニックス』を歌う姿が収められており、会場の生徒たちはその映像に合わせて共に歌唱しました。
[動画1: https://www.youtube.com/watch?v=e3obVwhsBZM ]
[動画2: https://www.youtube.com/watch?v=u9DNKf2laTQ ]
画面越しに伝わる温かなエールに、生徒たちは励まされ、全国に広がる支援の輪を実感しました。

また、オンライン中継を通じ、茨城県つくば市「みどりの学園義務教育学校」ともリアルタイムで繋がりました。

離れた地からの参加者と心の交流が行われ、会場全体が、日本中の想いが結集した「歌の力」に包まれ、希望と連帯感にあふれるひとときとなりました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-1a963be492fb292305443b8db2e488cb-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]オンラインで交流をした、つくば市立みどりの学園義務教育学校。「フェニックス」を共に合唱。

歌で全国を繋ぐ「フェニックス・キャラバン・プロジェクト」がスタート

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-525633d9a936b5f0ac0a9072b877aa9d-2048x1152.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]フェニックスを作曲した弓削田健介さん（NPO法人MBFCの代表）南アフリカに移動図書館車を贈るなど教育分野で活動
輪島高校でのお披露目を皮切りに、作曲者の弓削田健介さんはキャンピングカーで全国47都道府県を巡る「フェニックス・キャラバン・プロジェクト」をスタート。

各地の学校や合唱団を訪ね歩きながら「能登へのメッセージ＆合唱ビデオ」を集め、歌を通じて能登と全国を結んでいきます。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-81f38905b942123ec3cdfd8528858524-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]歌で能登と全国を繋ぐ旅。写真は三重県四日市の暁学園。
石川県でのキックオフ直後、弓削田さんは合唱ビデオで参加していた福井県美浜町「なびあす子ども合唱団」のもとへ。続いて愛知県、静岡県と各地で子どもたちと交流。

お披露目イベントでオンライン参加した、つくば市立みどりの学園義務教育学校では「報告会」を行い、生徒たちとフェニックスを合唱しました。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-2a211668df71ac56fd927c274f2bbdda-1280x720.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]みどりの学園義務教育学校（後期課程有志合唱団 Four Leaf）は歌と共に「赤いフェニックス折り鶴」を輪島高校に贈った。

全国の子どもたちの心をつなぐ"復興への歌"へ

輪島高校から響き始めた「フェニックス」は、全国の子どもたちの心を一つにつなぎ、困難に立ち向かう人々を励ます力を持つ希望の歌として、全国に広がりはじめています。

各地で寄せられる応援メッセージと歌声が再び能登へ、そして次の歌い手へとリレーされることで、復興支援の灯が絶えることなくともり続けます。

被災地の子どもたちが想いを託し、歌詞に綴られている「ひとりじゃない」という想いが、全国の子どもたちの心に届き、力強い連帯の輪を生み出します。

日本中に復興へのエールが響き渡ることで、地域の垣根を越えた新たな絆が生まれようとしています。
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/162118/6/162118-6-65b14a8c7c8377d8213eefab1921c96b-1312x677.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]長崎県「佐々町少年少女合唱団」。合唱と共に書道パフォーマンスも行った。