育児アプリ「カラダノート」、住友生命が資本業務提携…陣痛来たらタップだけで夫にメール機能など
2025年5月29日(木)20時8分 読売新聞
住友生命東京本社(2024年)
住友生命保険は29日、育児関連アプリを運営する「カラダノート」と資本業務提携を結んだと発表した。住友生命が新たな収益の柱と位置づける健康関連事業で協業し、サービスの拡充を図る狙いがある。
出資額は約3億円で、住友生命はカラダノートの株式の9・72%を取得する。カラダノートは2008年創業で、タップするだけで夫に陣痛が来たというメールが送れるアプリなど、妊娠や出産、育児に取り組む家族向けに複数のサービスを展開している。
一方、住友生命は将来的な生保市場の先細りを見据え、主力の健康関連サービス「バイタリティ」を中心に非保険分野の強化を進めている。今後はカラダノートと協業し、出産や育児に関するサービスを開発する。同社のアプリは子育て世代の利用が多い。サービスの裾野を広げることで、若年層との接点を増やし、国内事業の収益拡大につなげたい考えだ。