DeepL、世界最速のスーパーコンピュータの性能ランキングTOP500で34位を獲得

2023年12月15日(金)17時17分 PR TIMES

最先端のAI技術でコミュニケーションに革新をもたらすDeepL(本社:ドイツ連邦共和国ケルン市、CEO:ヤロスワフ・クテロフスキー、以下DeepL)(https://www.deepl.com/translator)は、同社のNVIDIAベースのシステムが、世界で最も高速なスーパーコンピューターシステムの性能ランキング「TOP500」(https://www.top500.org/lists/top500/list/2023/11/)の2023年11月版において、34位を獲得(https://www.top500.org/system/180224/)したと発表しました。 DeepL のシステムの演算能力は21.85ペタフロップス(PF)です。

[画像: https://prtimes.jp/i/112534/5/resize/d112534-5-2376786c7c850b5b9d97-0.png ]


DeepLは今年8月、 NVIDIA DGX H100システムで構成されるDGX SuperPOD を導入し、製品の性能を拡張しました。Marcuryと名付けられた68台のDeepLのスーパーコンピュータクラスターの規模は、ヨーロッパの商用スパコンでは初めての事例です。 Marcury は、DeepLの他のサーバーと共に、スウェーデンにある再生可能エネルギーを動力源とするエコグリーンデータセンターに設置されています。

現在、DeepLは世界最先端のAI技術を搭載したコミュニケーションツールの開発を目指し、大規模言語モデル(LLM)のトレーニングに取り組んでいます。 Marcury の導入はその一環です。演算システムが拡張されたことにより、言語モデルのTime-to-market(市場投入までの所要時間)を短縮できるようになりました。それだけでなく、個々のサーバーが互いに連携し、分担・並行して演算処理を行うことから、DeepLのプロダクトの根幹である高度なニューラルネットワークをトレーニングする作業の効率も高まりました。

今回34位を獲得した Marcuryの各DGXシステムには、NVIDIA H100 Tensor Core GPUが8基搭載されており、サーバー内のGPU間通信はNVIDIA NVLinkを介して超高速で行われます。各サーバー間は、in-network computing技術に基づくNVIDIA Quantum-2 InfiniBandで接続されているため、クラスター内においてGPUは最大速度での通信を実現しています。これにより、柔軟な性能拡張が可能となり、大規模モデルのトレーニングや、複数の並行トレーニングなど、あらゆる構成においてコンピュータクラスターを効率的に使用できるようになります。

2017年の創業以来、DeepLのツールは世界中の企業のコミュニケーション方法を着実に変化させました。日本においても、言語的なニュアンスや文脈を汲み取り、業界特有の用語を考慮した翻訳で、あらゆるプロフェッショナルの重要なツールとして、DeepL翻訳は欠かせないものとなっています。安全かつ高品質なサービスを提供できるよう、今後もDeepLは継続して技術を進化させ、日本のお客様の利便性向上に努めてまいります。


DeepLについて
DeepLは人工知能を活用し、言葉の壁を取り払うことを目指すドイツのAIコミュニケーション企業です。2017年に創業し、ブラインドテストで世界最高レベルであることが示された機械翻訳システムのDeepL翻訳を提供しています。2020年より、日本語の翻訳にも対応しています。また、DeepLは、企業や団体、そして翻訳者といったプロフェッショナル向けの製品も提供しています。卓越した品質を誇るDeepLの機械翻訳サービスは、ニューラルネットワークに独自の数学的・方法論的改良を加えることで実現しました。企業を率いるのは、CEOで創業者のJaroslaw Kutylowski(ヤロスワフ・クテロフスキー)です。DeepLは世界的に著名なIVPやBenchmark、b2ventureなどの投資を受けています。

PR TIMES

「スーパーコンピュータ」をもっと詳しく

「スーパーコンピュータ」のニュース

「スーパーコンピュータ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ