古田敦也、今季の躍進に期待する投手とは「まだまだ余力がありますよね」

元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が4日、YouTubeチャンネル『名球会チャンネル』で公開された動画「【NEXTブレイク部門】新監督! 巨人・阿部慎之助 SB・小久保裕紀の期待は? 名球会 レジェンドが選ぶ、現役ベストプレイヤー! 2024 IN ハワイ＜日本プロ野球 名球会＞」に登場。今シーズンの躍進に期待するピッチャーを明かした。
○■古田敦也氏が期待を寄せる“ネクストブレイク選手”
同チャンネルでは今回、名球会メンバーが“ネクストブレイク選手”を選ぶ企画を実施。その中で、古田氏は「やっぱり山下舜平大。今年はえらいことになるんじゃないかな。ケガがなければと思ってますので。楽しみですね」と、オリックス・山下舜平大の名前を挙げる。
高卒3年目の2023年シーズンは16試合に先発登板し、9勝3敗、防御率1.61、101奪三振(95投球回)という成績を残した山下。最速160キロのストレートのほか、落差の大きなカーブが特徴だが、古田氏は「あれぐらい伸びるストレートもだし、緩いカーブを投げられるピッチャーは少ないので。フォーク、スライダーを投げるピッチャーは多いですけど、緩いカーブを使える」と説明。続けて、「まだまだ余力がありますよね。いい伸びるストレートで高めで勝負できるので」「スゴいですよ、打てないですよ。あれは」と絶賛しながら、「ケガがなければ、最多勝争いに入ってくるんじゃないですか」と期待を寄せた。
なお、オリックスのチームメイトである平野佳寿も山下を選出し、「頑張ってほしいと思うのはオリックスの山下舜平大。2023年以上の期待をしてます」「真面目で練習熱心な子なので、伸びてくれるのがすごく楽しみですね」と話していた。
【編集部MEMO】
古田敦也氏は1965年8月6日兵庫県生まれ。川西明峰高、立命館大、トヨタ自動車を経て、1989年ドラフト2位でヤクルトスワローズに入団。MVP2回(93年、97年)、首位打者(91年)、ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回など数々のタイトルを受賞。2005年に通算2000本安打達成。2006年選手兼任監督に就任し、2007年現役引退。2015年に野球殿堂入り。現在は野球解説者として活躍。