『ボーはおそれている』ホアキン・フェニックス、“コンビニまで猛ダッシュ”本編映像解禁
2024年2月13日(火)16時0分 シネマカフェ
アリ・アスター監督が気鋭の映画スタジオA24と三度目のタッグを組んで世に放つ本作。日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。
母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった——。
今回の映像は、そんなボーが処方薬を飲んだ後、自分の部屋に水がないことに気づき、パニックに陥いる。ボーは1本の水を手に入れるため、彼の住むアパートからコンビニまで、阿鼻叫喚の人々をかわしながら猛ダッシュ。
そして無事手に入った水を飲んで安心したのも束の間、次の瞬間には、支払いのクレジッットカードが拒否されてしまう…ところが収められている。
一難去って、また一難…秒で襲いかかってくるボーの悪夢のような日常が垣間見るようなシーンとなっている。
アリ・アスター監督「ボーの感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルで」
「『ミッドサマー』の後、『ボーはおそれている』を作る時がきたと感じたんだ」と、アリ・アスター監督。前2作『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』が、高い評価を得て商業的に成功し人気を博したにもかかわらず、新作『ボーはおそれている』を「映画製作者としての自分の限界をさらに押し広げる理想的な手段と考えている」と明かす。
そして「探求しているのは、ボーの人生ではなく彼の経験だ。観客には、彼の頭の中に入って、感情を肌で感じてもらいたい。できれば細胞レベルでね」「主人公と同じ気持ちになって一緒に行動するけど、彼が歩む道をたどるというより、彼の記憶や幻想、恐怖を体験するんだ。これはボーの人生を体験する映画だよ」と解説、「この作品は今までに手掛けたどの作品より僕らしい作品だ。僕の個性とユーモアたっぷり詰まっている」と語っている。
『ボーはおそれている』は2月16日(金)より全国にて公開。