川栄李奈&福地桃子、千尋役に意気込み「新しい千尋を作っていけたら」「不思議でたまらない気持ち」

2024年3月1日(金)4時0分 クランクイン!

俳優の川栄李奈福地桃子橋本環奈上白石萌音が2月29日、都内で開催された舞台『千と千尋の神隠し』製作発表に出席。2024年公演で新たに主人公・千尋役を演じる川栄と福地は、それぞれの意気込みや、初演から千尋を演じてきた橋本と上白石からの学びを明かした。

 宮崎駿によるアニメ映画を舞台化した本作は、神々の世界に迷い込んでしまった少女・千尋の成長を描く。この日はハク役の醍醐虎汰朗、三浦宏規、増子敦貴(GENIC)、カオナシ役の小尻健太、中川賢、山野光、リン/千尋の母 役の妃海風、華優希、実咲凜音、釜爺役の田口トモロヲ/宮崎吐夢、湯婆婆/銭婆 役の夏木マリ、羽野晶紀、春風ひとみ、ジョン・ケアード(翻案・演出)、今井麻緒子(共同翻案)、東宝(株)代表取締役社長・松岡宏泰、イアン・ギリー(PW プロダクションズ 最高経営責任者)も出席していた。

 川栄は「自分が参加できるとは全く思ってもいなかったので、今こうしてここに立てていることを本当に嬉しく思います」と笑顔。「新しいキャストたちを温かく優しく迎えてくださるカンパニーの皆さんに本当に感謝をしながら、残り開幕までもう少し稽古を頑張って、一生懸命千尋を務めたいなと思います」と意気込みを語った。

 福地は「千尋として自分が参加していることが不思議でたまらない気持ちなんです」と心境を吐露。稽古場について「一番良い席で生の千尋を客観的に見て、たくさん学ばせていただいて」としたうえで「いろんなところから自分の体が感動している体験をさせていただいていることが、とても楽しくて仕方がないです」と笑顔を見せ「舞台として、この作品をお届けできることを、とても楽しみにしています」とも話していた。

 川栄は、橋本はポジティブな言葉をかけてくれ、上白石は背中で見せてくれるとそれぞれの人柄を明かし「月と太陽くらい違くて、全然違う二人が合わさっていって、同じものを作っているっていうのを間近で見させてもらうっていう、すごい貴重な経験だと思うので。本当に学ばせてもらっています」とコメント。

 福地は「技術的なことって、やっぱりやっている皆さんにしか分からない大変さ。その極意みたいなことを聞けている時間がとてもありがたく。初演を踏んで得た知恵というか」と感謝し、これに上白石は、川栄や福地、そしてアンダースタディ(不測の事態に向けた代役)が見つけた知恵もあると補足して「三人寄れば文殊の知恵って言いますけど。五人いるので、本当に知恵だらけです」と笑っていた。

 舞台『千と千尋の神隠し』は、3月11日〜30日に東京・帝国劇場、4月30日〜8月24日にロンドン・コロシアム、4月7日〜20日に名古屋・御園座、4月27日〜5月19日に福岡・博多座、5月27日〜6月6日に大阪・梅田芸術劇場メインホール、6月15日〜20日に北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruにて上演。

※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記
※小尻健太の「尻」は「九」部分が「丸」が正式表記

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