CULENに合流の新人俳優・ヘイテツ、香取慎吾と初共演「“人見知りな子だな”と思われているかも」
2025年3月10日(月)6時30分 マイナビニュース
フジテレビ系ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(毎週木曜22:00〜)では、13日放送の第10話に新人俳優・ヘイテツが出演する。
ヘイテツは、今作の主演・香取慎吾が参加しているCULENへ昨年秋に合流。今回が俳優デビューとなり、かつてテレビプロデューサーだった一平(香取)の元部下で、今は動画配信者として活動する野上慧を演じる。
一平がテレビ局を辞めるきっかけを作った因縁の人物で、第6話のラストでは、街頭ビジョンに映し出された、子ども食堂の活動に励む一平の姿をにらみつける野上が登場していた。職場で一平から激しく叱責されたことを思い出し動揺する野上の様子から、今なお一平に対してただならぬ感情を抱いていることが明かされた。
ヘイテツは、2002年5月7日、宮城県で韓国人の父と日本人の母の間に生まれた22歳。22年に韓国のプロダクション・SM Entertainmentの練習生として渡韓。23年には、活動グループやメンバー数に制限がないグローバルグループとして話題のNCTが、新グループを立ち上げるために行ったオーディション『NCT Universe:LASTART』に参加した。
コメントは、以下の通り。
○■ヘイテツ
——初めてのドラマ収録を終えて、今の心境は?
「撮影が終わるまで、ずっと肩の荷が重たかったです(笑)。制作陣の方々から、僕の至らない部分を教えていただきながら、そして自分でも試行錯誤を重ねながら、なんとか乗り切れたかな、という思いです」
——野上慧という人物を演じる上で、心がけたことは?
「野上の正義感の強さや、自分の信念に対する頑固さは、僕自身の中にもあると思います。ただ野上の場合は、自分の正義というものに、若干矛盾も感じているんじゃないか、という気がしていて。そういう繊細な部分をどうやったら表現できるのか、意識しながら演じたつもりなんですが、やっぱり難しかったですね。でもそんな風に、いろいろなことに気づかせてくれたり、考えるきっかけを与えてくれたこの野上というキャラクターに、とても感謝しています」
——香取慎吾さんとの初共演はいかがでしたか?
「初対面ではなかったんですが、これだけ長い時間、ご一緒するのは初めてで。やっぱり、僕が子どもの頃からずっとテレビで見ていた方ですから、とても緊張しました。でも今回は思い切って、大先輩の背中に乗っかっちゃおう…いや、胸をお借りしよう、と(笑)。ですから、実は撮影に入る前、“今回はたくさんご迷惑をお掛けすると思いますが、すみません”と事前に香取さんに謝っておくべきかどうか迷っていたんですね。でも、そんな言い訳をするのは、ただの甘えだと思って、結局、特に何も言わずに撮影に臨みました。そんなこともあって、現場では香取さんとあまりお話ができなかったんです。もしかすると、香取さんから“人見知りな子だな”と思われているかもしれません(笑)」
○■香取慎吾
——ヘイテツさんの印象は?
「僕よりも背が高くて、迫力があるんだけど、役柄と相まって、気弱でナイーブな部分も垣間見えて。それでいて、どこか鋭さも感じさせる、とても個性的な役者さんだと思いました」
——ヘイテツさんとの初共演はいかがでしたか?
「一平と野上が2人きりで話すシーンがあるんですが、まさかあそこまで緊張感のある空気になるとは…(笑)。1話の頃からは想像もつかないような、かなり緊迫したシーンになっていると思います。緊張すればするほど楽しくなってくるタイプの僕としては(笑)、とても充実した時間を過ごすことができましたね。彼の眼の奥に秘めた力強さを感じながら、なんとか負けないように頑張りました!」
○■プロデュース:北野拓氏(フジテレビ ドラマ制作部)
「ヘイテツさんと初めてお会いしてお話をさせていただいた際に、唯一無二の存在感に圧倒されるとともに、今の時代を生きる20代の繊細さと真面目さを併せ持つ方だと強く感じました。そうしたご本人の持つ“ドキュメント性”がこのドラマには必要不可欠だと考え、香取慎吾さん演じる主人公・一平の過去のパワハラ疑惑の相手という終盤のキーパーソンになる役柄に起用させていただきました。映像作品では初めての演技とのことでしたが、香取さんとも堂々と対峙してお芝居をされていました。新しい才能の出現を楽しみにしていただければと思います」
(C)フジテレビ