飯豊まりえ、橋本環奈は「真ん中に立つ華のある方」お菓子作りの相談に乗ったエピソードも

2024年3月23日(土)12時0分 マイナビニュース

24日に放送されるテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『万博の太陽』(21:00〜)は、1970(昭和45)年に開催された国民的イベント日本万国博覧会(大阪万博 EXPO'70)で働くことを夢見るヒロインの青春と、その家族の物語を心温まるタッチで描き上げるヒューマン・ホームドラマ。
今作で飯豊まりえが演じるのは、“世界とつながる場所”である万博への憧れを募らせ、大阪へやってくる主人公・朝野今日子(橋本環奈)を迎え入れる万田家の長女・千夏。女子大に通う千夏は、研究者になりたいという夢を抱きながらも、女性の幸せは結婚と信じる父の言いつけ通りに見合いをする。しかし、自由奔放な今日子と暮らすうち、心境に変化が訪れ……。今回は飯豊に作品の見どころや、主演・橋本とのエピソード、昭和のお見合いシーンの感想を聞いた。
○昭和を生きる女性の葛藤を丁寧に演じたい
——飯豊さん演じる千夏は、どんなキャラクターですか。
すごく優しい女の子です。将来は研究者になりたいという夢を持っているのですが、当時は高校を卒業したら結婚して家庭を築くことが女性の幸せの象徴だった時代。やりたいこともあるけれど、家族の望む幸せも叶えたいという葛藤を、丁寧に演じたいなと思っていました。
——演じていて楽しかったところは。
脚本家の中園ミホさんが描かれたオリジナルのキャラクターたちが、皆、愛くるしくて。千夏も、相手に思いを伝えることが苦手な一面があるのですが、そこがかわいくて応援したくなるような役どころでした。環奈ちゃんが演じる今日子とは、似ているようで正反対。影響を受けて変わっていく姿、成長していく姿を演じられたことが印象に残っています。
——千夏と橋本さん演じる今日子との友情も見どころですよね。
やっぱり、近い人の影響は大きいなと感じました。今日子のように、明るくて、自由で、自分のやりたいことを実現できる力を持っている人が近くにいるというのは、すごくラッキーなことですよね。
○橋本環奈は、作品の真ん中に立つ“華”がある
——橋本さんの印象を教えてください。
環奈ちゃんはすごく明るい方で、今日子役にぴったり。同世代なのですが、すごくしっかりしていて、皆に分け隔てなく接されていて、作品の真ん中に立たれる華のある方だと感じました。
——撮影の合間には、どんなお話をされましたか。
食べ物の話をしていました。私はお菓子作りが好きなのですが、環奈ちゃんもお菓子を手作りすることがあるみたいで、そのとき環奈ちゃんが「ケーキが全然膨らまない」と悩んでいたんです。そのあと、私がシフォンケーキを作って成功したので、「このやり方なら膨らみやすいかもしれない」と、レシピと写真を送りました。
——かわいい交流ですね! そんな橋本さん演じる今日子を迎え入れる、万田家という家族の印象を教えてください。
不器用だけど愛情にあふれているお父さんと、夢があったけど、今は家庭に入って家族を大切にしている優しいお母さんのもと、言葉にしなくてもお互いを思い合っているところが素敵な家族でした。現場では、お父さん役の唐沢(寿明)さんのアドリブのボケと、お母さん役の(江口)のりこさんの鋭いツッコミが繰り広げられていて、面白かったです。
○レトロキュートなファッションは靴下に注目
——今作では関西弁に挑戦されましたが、苦労しましたか。
馴染みのないイントネーションなので苦労しました。お芝居の前に、関西弁という一つの壁が立ちはだかっているような、不自由な感覚があって。大阪万博のドラマなので皆が関西弁だと思っていたのですが、環奈ちゃんと唐沢さんは東京出身という設定だったので、関西弁の人は意外と限られた人だけでした(笑)。弟役の番家天嵩くんと一緒に練習しながら、イントネーションが難しいところは、のりこさんに教えてもらったりもしました。感情が乗ってくると標準語に戻ってしまうので、難しかったです。
——千夏がお見合いするシーンもありますが、1970年代のお見合いに感じたことを教えてください。
こんなふうにお見合いしていたんだなと学びがありました。お父さんに写真を渡されて、「こういう写真を相手側に出すんだ」とか、「まず顔だけを見て『なんとなく気が合いそう』とか判断するんだ」など、すべてが新鮮でしたね。
——昭和のお洋服やコンパニオンの衣装など、レトロキュートなファッションも今作の見どころの一つです。印象に残っている衣装はありますか。
柄に柄を合わせるファッションがすごくかわいかったです。あとは靴下。今日子は短い靴下で、千夏は膝ぐらいまで隠れる靴下がポイントだと衣装さんがおっしゃっていました。おしゃれに敏感な子はロングのソックスを選ぶとか、その時代ならではの個性があったみたいです。
——ありがとうございます。靴下にも注目させていただきます!
■飯豊まりえ
1998年生まれ、千葉県出身。08年、「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」でグランプリを受賞し、雑誌『ニコ☆プチ』でモデルデビュー。女優業でも幅広く活躍しており、現在、『Oggi』の専属モデル、『MORE』のレギュラーモデルを務める。近年の主な出演作に、ドラマ『花のち晴れ〜花男Next Season〜』(TBS)、『家政夫のミタゾノ』第4シリーズ(テレビ朝日)、『岸辺露伴は動かない』シリーズ(NHK)、『君と世界が終わる日に』シリーズ(日本テレビ/Hulu)、『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京)、映画『暗黒女子』、『いなくなれ、群青』、『惡の華』、『シライサン』、『くれなずめ』など。近年は、連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)、『ヒル Season2』(WOWOW)、『恋なんて、本気でやってどうするの?』(カンテレ)、『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』(読売テレビ)、『何曜日に生まれたの』(ABCテレビ)などに出演する。5・6月には、舞台『PARCO PRODUCE 2024 ハムレットQ1』(東京・大阪・愛知・福岡)への出演が控えている。

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