人生の晩年をいかに生きるか…80代の男女が主人公の『やすらぎの森』5月21日公開決定
2021年3月26日(金)16時30分 シネマカフェ
カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート(助演男優賞受賞)された本作は、80代の男女を主人公に迎え、新たな出逢いと湖畔での穏やかな共同生活を描く、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る愛と再生の物語。
森の中の湖のほとりにたたずむ小屋で、愛犬たちと一緒に静かな暮らしを営む3人の男性のもとにやってくるのは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられてきた80歳の女性ジェルトルード。
彼女を演じたのは、カナダの演劇、映画、テレビ界で約70年のキャリアを築いたアンドレ・ラシャペル。しかし、名女優アンドレは、惜しくも2019年11月に他界し、本作が遺作となっている。
『やすらぎの森』は5月21日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。