『べらぼう』次回予告。<ほんに幸せな妻でございました!>蔦重から強く抱きしめられる瀬以こと瀬川。そして牢の中、月の光に照らされた鳥山検校の表情は…
2025年3月31日(月)13時48分 婦人公論.jp
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第13回「お江戸揺るがす座頭金」が3月30日に放送。その最後に流れた第14回「蔦重瀬川夫婦道中」の予告が話題になっています。
*以下「お江戸揺るがす座頭金」の放送内容のネタバレを含みます。
●「お江戸揺るがす座頭金」あらすじ
留四郎(水沢林太郎さん)から鱗形屋(片岡愛之助さん)が再び偽板の罪で捕まったらしいと知らせを受けた蔦重。
鱗形屋が各所に借金を重ね、その証文の一つが鳥山検校(市原隼人さん)を頭とする金貸しの座頭に流れ、苦し紛れに罪を犯したことを知る。
一方、江戸城内でも旗本の娘が借金のかたに売られていることが問題視される。
そこで意次(渡辺謙さん)は、座頭金の実情を明らかにするため、長谷川平蔵宣以(中村隼人さん)に探るよう命じるが…。
次週予告
*以下、本編直後に流れた次週予告
つたやの店内。
「そろそろ店持ったら?」と大文字屋の主人から問われる蔦重。
「店一緒にやんねえか?」と話す蔦重。
店先にやってきた瀬以こと瀬川を強く抱きしめる。
その下には<蔦重は一国一城の主に>との文字が流れる。
おめえの本分は茶屋
吉原へ集った忘八。
育ての親・駿河屋市右衛門が、厳しい表情で蔦重へ「おめえの本分は茶屋」と告げる。
場面変わり、平賀源内邸へ。
室内に放置された沢山のエレキテル。
「エレキテルは?」と問う蔦重に対し、不機嫌そうに「ああ?」と振り返る源内。
切り付けられた瀬川は…
瀬川と松葉屋の女郎・松崎が揉めている。
鬼の形相となった松崎が瀬川を包丁で切りつける。
不安そうな表情で市中を歩く瀬川。
「わっちを恨んでる人が大勢いることは…分かりんした」との声。
「瀬川!」と蔦重がその姿を探す。
ほんに幸せな妻でございました!
さらに場面変わり、奉行所。
判決を待つ大文字屋の背景に「そもそも吉原者は<四民の外>」との声が流れる。
「てめえら一体どういうことなんだよ!」と怒鳴りつける若木屋。
「すまねえ!」と土下座をする大文字屋。
「お上の金はお上の蔵へ」と第10代将軍・徳川家治らへ提言する田沼意次。
家治の長男・家基が「ならぬ!」と答える。
「ほんに幸せな妻でございました!」と泣き声で誰かへ伝える瀬川。
月の光に照らされた牢の中、鳥山検校は哀しげな表情を浮かべて——。
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大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
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