中居正広氏の女性への性暴力を認定 フジ第三者委員会「業務の延長線上で発生」
2025年3月31日(月)16時13分 マイナビニュース
フジテレビの一連の報道を受けて設置された第三者委員会は31日、調査報告書を公表。女性が中居正広氏から性暴力による被害を受けたものと認定した。
この調査は女性と中居氏に守秘義務があることから、双方にヒアリングを行うことができなかったが、守秘義務を負う前の女性のフジ関係者への被害申告、女性に生じた心身の症状、事案前後の女性と中居氏のショートメールのやり取り(※中居氏は「削除済み」とした)、さらにはフジ関係者間の報告内容、関係者のヒアリング、客観資料、フジ関係者からの被害申告に関するヒアリング結果、そして、守秘義務の解除について女性が全面的な解除に同意した一方で、中居氏が応じなかったこと、両者の委員会によるヒアリングにおける証言内容・証言態度などを元に事実認定を行った。
その結果、2023年6月2日に女性が中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの間に、女性が中居氏によって性暴力による被害を受けたものと認定。また、当時の港浩一社長、大多亮専務、編成制作局長ほか役職員の多くは、今回のヒアリングで「プライベートで起こった」問題と認識を述べたが、委員会は「業務の延長線上で発生した」と認定した。
そして、この認識が伝わった女性が「会社は守ってくれない」「会社から切り離された」と孤独感・孤立感を感じたため、「被害者ケア・救済の観点からも不十分な対応であった」とした。