これぞ異次元!「あ、4二飛車で詰みですね」藤井聡太竜王・名人、電光石火の読み切りに視聴者驚がく「AIよりも早いw」/将棋・ABEMA地域対抗戦

2024年4月2日(火)11時20分 ABEMA TIMES

 絶対王者にしか見えない領域が垣間見えた瞬間だった。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」準決勝第1試合、関東A 対 中部が3月30日に放送された。チーム中部の豊島将之九段(33)と関東A・近藤誠也七段(27)が激突した第1局では、控室で対局を見ていた藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が終盤で「あ、4二飛で詰みですね」。解説者を含め、誰も気づかぬうちに詰みを読み切り、ファンを驚かせていた。

【映像】藤井竜王・名人、読み切りの瞬間

 決勝進出をかけて、予選Aリーグ2位通過の関東Aと、Bリーグ1位通過の中部が激突した準決勝第1試合。注目の第1局では、豊島九段と近藤七段の対戦となった。豊島九段の先手で相掛かりの出だしとなると、ずんずんと銀を上がる趣向からペースを掌握。前例の少ない将棋に発展したが、チーム中部の作戦会議室では、藤井竜王・名人が対局の様子を見つめながら次々に指し手を的中させていた。

 快調にリードを拡大させていった豊島九段だったが、近藤七段も負けじと対抗。互いの急所となっている5筋で激しい攻防戦が繰り広げられたが、豊島九段は5三に馬を成って後手玉へプレッシャーをかけていく。激戦&超スピードとあり、解説を務めた遠山雄亮六段(44)は「後手玉に詰みがありそうですが、どうでしょう。詰むのか?」と難解な局面に対してコメント。しかし、その直後に控室の藤井竜王・名人から「あ、4二飛車で詰みですね」の声が飛んだ。

 チーム中部の杉本昌隆八段(55)らも同じくモニターを見つめていたものの、その瞬間には詰みに気づいていない様子。異次元のスピードで詰みを読み切った藤井竜王・名人に対し視聴者からも「詰んでいるそうですw」「早いな聡太ww」「詰みなの?」「え?!」「聡太すごすぎ」「藤井八冠即座に読み切られる」「さすそう」「はええよw」「すぐ見える怖い子」「AIよりも早いw」「はえーよw」「早すぎて笑ったw」の声が多く寄せられていた。

 盤上でも豊島九段が▲4二飛に着手し、勝利。鋭く切り込み、チーム中部にとって大きな先勝を持ち帰った。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

ABEMA TIMES

「藤井聡太」をもっと詳しく

「藤井聡太」のニュース

「藤井聡太」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ