次期朝ドラ『ばけばけ』ヒロイン少女期は福地美晴に決定!「子役だけど子役っぽくない」制作統括が演技絶賛

女優の高石あかりが主演を務める2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』で、ヒロイン・松野トキの少女期を福地美晴が演じることが決定した。このほど福地のコメントが到着。また、制作統括の橋爪國臣氏が取材に応じ、福地の起用理由を語った。
113作目の朝ドラとなる『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を届ける。小泉セツがモデルのヒロイン・松野トキを高石あかり、小泉八雲がモデルの夫・ヘブンをトミー・バストウが演じ、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。
トキの少女期を演じる福地は、674人の応募者の中からオーディションで決定。福地は「オーディションに受かったと聞いた時はとてもびっくりして、『本当に!?』と何度も聞いちゃいました。私が演じるおトキちゃんは父上、母上、おじじ様からたくさんの大好きをもらって毎日をすごしています。みなさまと一緒にお芝居ができると思うと、ワクワクです！ 毎朝、『ばけばけ』が楽しみで、ついお布団から出ちゃうようなドラマになったらうれしいです。一生懸命頑張ります！」と意気込んでいる。
制作統括の橋爪氏は、福地の演技を「すごくお芝居がうまいんです」「ピュアで、自然体で、高石さんの小さい頃はこうだったかもしれないと思うほどのお芝居です」と絶賛。「本当にこの年? と思うくらいすごくお芝居を考えてきてくれていて、いろいろ聞くと考えているんですけど、芝居をすると考えたように見えない。それがすごいなと思って、この子がいいんじゃないかという話をしました」とオーディションで感じた福地の凄みを語る。
さらに、「天才肌というよりは、すごく努力をしてきて、でもその努力が表に出ないというのがすごい俳優だなと思っています。それが家族の中でも、あれだけのキャストに囲まれても物怖じせず出せているし、子役だけど子役っぽくない芝居がちゃんとできる大人な役者なんだなと思いました」とべた褒め。
高石と福地の2ショットが公開されたが、橋爪氏は「高石さんと福地さんは同じシーンがないので、たまたま撮影の日が一緒になったときに裏で話しているところを見ていますが、姉妹みたいですごく微笑ましいです。福地さんは物怖じせずいろんな人と向き合える子だなと思っていて、親戚のおじさんになった気分で微笑ましく見ていました」と目尻を下げていた。
(C)NHK