たたくことを禁止された5歳児、斬新すぎる“ケンカ法”にママも…「悲しい宿命を背負った次男です(笑)」
2025年4月17日(木)7時30分 オリコン
2歳弟とケンカになった5歳兄。この後…
■目があえばケンカする5歳兄&2歳弟「口を出しすぎないよう、じっと見守っています」
——2月に投稿された動画「たたくことを禁止された5歳のケンカ法」。5歳次男くんが、弟くんに手を出さないように、自分なりの方法で対処している姿に感動しました!そして、おもしろすぎました(笑)。
「言葉の通じない、かつ容赦なく手を出してくる2歳児を相手しているのに『手を出したら負けだ。手を出すと自分が悪くなってしまうぞ』と日々言われている、かわいそうな5歳児です(笑)」
——動画では叫ぶ、念を送るという怒りの伝え方をしていましたが、ほかにも「たたかないケンカ法」のバリエーションはありますか?
「ほかには、『三男ちゃん、そんなことしてると鬼が来るよ』『おばけに連れてかれるよ』などと言っておどしてみる、お絵かきなど自分が没頭できることに集中して怒りを忘れる、というのを見かけます。ですが、おどすのは全く効果がなく、お絵描きすらも邪魔をされて、悲しみのどん底へ行ってしまうこともあります」
——そうそう上手くいかないですよね…。次男くんと三男くんを「目があえば戦いをおっぱじめる5歳と2歳」と紹介している投稿もありましたが、そんな2人のケンカをサナさんはどのように見守り、仲裁しているのでしょうか。
「長男・長女の時に親が口を出し過ぎてしまったなという反省があるので、叩く、蹴る、噛むなどの行動に出るまでは、じっと見守っています。ただ、今はまだどうしても手が出てしまうので、そんな時は『とにかく弟に何もかもを邪魔されるけど、手を出したら自分が怒られる』という、悲しい宿命を背負った次男の気持ちをまずはしっかり聞くようにしていますね」
——叱り方などは、どう工夫されていますか?
「どちらにも言い分はあるので、双方の話を聞いたうえで『でも、手を出したらいけないよね』という話を口が酸っぱくなるほどしていますが、効果があるのか、ないのか…。怒りのコントロールができるようになるといいなぁと思っているので、『叫べ!』『気持ちを絵にかいて、破れ!』『走って忘れろ!』など、いろいろと試しています(笑)」
■辛いことがあったとき心の支えになる「家族と過ごした幸せな記憶」を残せるように
——サナさんご一家は、保育園児から高校生までの4きょうだいとご夫婦の6人家族。日々、年の差育児に奮闘するママパパの、子育てのモットーについてお聞かせください。
「子育てのモットーは『一人一人に幸せな18年間の記憶を残す』ですね。私たちは夫婦で小さな工場を経営していて、年中忙しい一家です。日曜日はもちろん仕事ですし、長期休みもとれず、繁忙期になると幼児がいるのに夕飯が21時スタートになってしまうこともあります」
——仕事に子育てに…忙しくて目が回りそうです。
「私も同じ家庭環境で育ちましたが、忙しくしていた父と母のことをかっこいいと思っていましたし、大学進学で実家をでるまでの18年間、すばらしく幸せな思い出をたくさん残してくれました。私もそういう思い出を、子どもたちにプレゼントしたいと思っています」
——最強のプレゼントだと思います!
「我が家では大学で家を出るようにしたいので、子どもと一緒にいられるのは18年だけです。長男の時は小学校高学年で親離れが始まり、親として関われる時間の少なさを実感して愕然としました。短くも大切なこの期間を、懐かしく振り返れる記憶にしたい。辛いことがあっても、家族と過ごした幸せな18年間の記憶が子どもたちの心を支えてくれるように、1日1日を大切に楽しく過ごしたいと思っています」