丸山礼「プリズン・ブレイクで学んだ」オモ女からドラマ主演へ、参考にした演技と“サバ”女の魅力
2025年4月21日(月)21時0分 週刊女性PRIME
丸山礼 撮影/齋藤周造
「遠慮も忖度(そんたく)もない自称サバサバ女・網浜奈美が帰ってきます!前作は本当に好評いただいて、どこに行っても“網浜さんじゃん!”と言っていただきました。
自分の代表作になるキャラクターをNHKさんのドラマで、主演でやらせてもらったことがすごくありがたいです。私のコメディエンヌとしての道を切り開いてくれました」
自称サバサバ女の不思議な魅力
累計1億ダウンロード突破の人気コミック『ワタシってサバサバしてるから』通称・ワタサバ。2023年にドラマ版のシーズン1が放送されると、再現度の高さが話題に。その待望のシーズン2が5月5日から放送される。
シーズン1から引き続き、主演を務めるのが丸山礼。自称サバサバ女・網浜奈美を演じる。
「今回は、怒ったり誰かに感情を爆発させるシーンが多かったので『プリズン・ブレイク』を見て、静かに怒る演技を学びました(笑)
キャストの方々も本当に豪華で。緊張はしましたが、皆さん優しくて、笑いの絶えない環境でした!そんな先輩方の背中を見ながら自由にやらせていただきました」
網浜といえば、歯に衣着せぬ言動で騒動を巻き起こす強烈なキャラクター。しかし、なぜか周囲を惹(ひ)きつける不思議な魅力がある。
「彼女の芯が通っているところは好きです。目上の人にも関係なく噛みついたり、基本的に自己中で気を使わない。でも、それが彼女のカリスマ性でもあるのかなと。やりたくてもできない生き方なので、うらやましいです。
網浜は最高級の人間エンタメ。このままわが道を突っ走ってトラブルメーカーでいてほしいです」
北海道の生徒会長が東京の“オモ女”に
シーズン2では、婚活のため高校教師になるというまさかの展開。自身はどのような高校生だったのだろうか?
「入学式で先輩の歌う校歌の元気がなさすぎて生徒会長になることを決めました!女子校だったのですが、良いものがたくさんあるのに雰囲気がイマイチに思えちゃって。学園祭で渡辺直美さんのまねをしたり、学生運動というか“もっと活性化しようぜ!”という活動をしていました。
他にも、地元のお祭りを復興させたり、FMラジオをやってみたり、学校外でも活動していました。出たがりの極みだったので、市町村で一番面白いって言われたかったんですよ(笑)」
好奇心の赴くまま、やりたいことを実現していくうちに気づけばタレントの道に進んでいたという。
「注目の的になりたくて、先生のモノマネをコンプリートしたんですよ!そこから芸能人のモノマネも始めて。その動画を今の事務所が主催していた『オモ女グランプリ』に送ってみたら、たまたま最優秀賞に選んでいただきました。
人生って面白いなと思いましたね。東京の人たちが北海道の田舎者の私を評価してくれて、思い切って飛び込んでみようという気持ちになりました」
そんな丸山だからこそ表現できる面白さが本作にはたっぷり詰まっている。
「彼女のように自由に生きるのもどこかで必要だと思うので、参考にしていただけたらうれしいです。とにかく笑えて“サバ”だけにビタミン豊富なドラマだと思います!
ドラマ内では、踊ったり歌ったりしているのですが、歌は楽譜もなく、私の脳みそから出たものなので、流行ればいいな(笑)。ミュージカル奈美をお楽しみください!」
豪華で愉快な撮影現場
杉本哲太さんと高岡早紀さんが目薬を差してくださったり、浅野ゆう子さんにアメをたくさんいただいたり(笑)。中尾ミエさんも一緒になってサバチップスを食べてくださいました!
自称○○女
物忘れ女。靴や衣装をタクシーに置いてきちゃったりとか。海外ロケでパスポートを忘れたことも。ギリギリ間に合いましたが、あの時の周りのスタッフさんの顔が忘れられないです(笑)
“自分ファースト”にちなんで、大切にしている価値観
欲のままに生きることです。食べたいときに食べて、痩せたいときに痩せる。なりたい自分のために貪欲にいくという面では、網浜と一緒かなと思います
ヘアメイク/坂手マキ(vicca) スタイリスト/hao 衣装協力/MAISON SPECIAL、AUNT MARIE'S、DOOPZ、Reflection