光量子コンピュータの第一線で活躍する研究者を取締役CTOに迎えました
2025年4月7日(月)10時47分 PR TIMES
光量子コンピュータの早期実現を目指すスタートアップ、OptQC株式会社(本社:東京都豊島区西池袋、代表取締役:高瀬寛、以下「当社」)は2025年3月16日の臨時株主総会を持って、研究開発の加速を目的に、光量子コンピュータの分野で実績のある、アサバナント・ワリット氏を取締役CTOとして新たに迎え入れたことをお知らせいたします。
就任の背景
当社の光量子コンピュータは連続量の大規模な量子もつれを時間領域多重を用いて量子計算を行うという独特な方式を採用しております。
この方式に基づいた光量子コンピュータの研究開発を加速させ、当社が目指す光量子コンピュータ商用機を実現するためには、研究開発の体制を構築し、研究開発方針と経営方針を連携させることが重要と考えており、この度、アサバナント・ワリット氏を取締役CTOとして迎える運びとなりました。
アサバナント氏は光量子コンピュータの世界的な第一人者であり、幅広い研究実績、知識、技術力を持ち、光量子コンピュータの分野をリードしてきました。アサバナント氏の能力及び知見で、光量子コンピュータの研究開発と商用機の実現を一層加速します。
アサバナント・ワリット氏の略歴
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148901/10/148901-10-7014b1b6fef1405a9ceec4dfc184b848-1801x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]アサバナント・ワリット氏アサバナント氏は2020年9月に東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻古澤研究室にて博士号を取得し、2020年10月〜2025年3月の間、同研究室の助教を務めていました。アサバナント氏は光量子コンピュータの様々な研究を行っており、特に大規模な光量子もつれにおいては世界的にも注目が高い成果をいくつか成し遂げています。それらの成果が認められ、2022年に安藤博記念学術奨励賞を受賞し、2024年にMITテクノロジーレビュー[日本版]のInnovators Under 35 Japan 2024を受賞しました。アサバナント氏は当社の創業者の一人ではありますが、今までは技術アドバイザーという立場で関わってきました。
アサバナント・ワリット氏のコメント
この度、OptQCの取締役の就任について大変うれしく思っております。OptQCが目指す光量子コンピュータは私が東京大学で研究した基礎技術がベースになっており、それらが商用量子コンピュータとして形にすることを楽しみにしております。今までは東京大学との兼任でOptQCの技術アドバイザーをしてきましたが、東京大学を退職してOptQCに専念した方が光量子コンピュータの実現の近道だと思っていますので、今まで以上に光量子コンピュータの実現を加速します。
代表取締役CEOの高瀬寛氏のコメント
アサバナントは私と約10年間研究を共にしてきた仲間で、OptQCの共同創業者でもあります。光量子コンピュータに関する理論的・技術的な能力において、アサバナントは間違いなく世界ナンバーワンです。彼が取締役CTOとしてフルコミットしてくれたおかげて、OptQCの研究開発体制が非常に強化されました。大学よりもダイナミックなスタートアップという現場で、彼の能力が今まで以上に発揮されることを期待しています。
会社概要
会社名:OptQC株式会社
所在地:〒171-0022 東京都豊島区西池袋1-21-7 住友不動産池袋西口ビル 10階
代表者:代表取締役CEO 高瀬 寛
設立:2024年9月2日
事業内容:光量子コンピュータの開発
URL:https://www.optqc.com
本件に関するお問い合わせ
OptQC株式会社 広報担当
E-mail: press@optqc.com