渡邊渚、大量の誹謗中傷や殺害予告が「日常生活の妨げに」 「結構ギリギリ」な現状明かす
2025年5月4日(日)12時7分 J-CASTニュース
元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが2025年5月3日にインスタグラムで、悪夢にうなされるなど「結構ギリギリ」という現状を明かした。さらに、「誹謗中傷コメントや殺害予告」を受けているとし、控えるよう呼びかけた。
1年前より「今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きい」
渡邊さんは、23年7月から病気療養のため休職し、24年8月末に退社した。10月1日にインスタグラムで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていたことを明かしていた。
渡邊さんは25年5月3日の投稿で、「先週PE(持続エクスポージャー)のフォローアップで、症状評価尺度のチェックをしました」と報告。「とっても平たくいうと、ストレスの数値化みたいな感じ」だと説明した。
そこで、「一年前に測定したトラウマによるストレスの度合いより、今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きい」という結果が出たという。渡邊さんはこれまで、「トラウマの方がよっぽど辛かったから今は何があっても全然平気!」と思っていたという。しかし、今回の結果を受けて「本当はそうじゃなかったのかな、痛みを感じないようにしてきただけで心はちゃんと傷ついていたんだな」といい、「自分の弱さと脆さを認識しました」と明かした。
症状評価尺度のチェックを受けて以降、渡邊さんは「毎日身体がズーンと重くて、毎晩悪夢でうなされるし、無意識で身体中を引っ掻いてしまったり、『殺される』など激しい寝言をいったり、現実か夢なのかわからない状態」が再発したという。この症状はこの2年間で何度か経験しているといい、「それなりに付き合っていく方法はわかっている」とするが、それにもかかわらず「今は結構ギリギリな状態です」と明かした。
「自分を上書きしたくて、失った時間を取り戻したくて」
渡邊さんは、「何度も書いてお話ししているように、PTSDに完治はないと思っています」という。そのうえで、自身の活動の方針について「病気だからと人生や仕事の範囲を狭めたくない気持ちが強いので、今はいただいたチャンスには挑戦してみようというスタンス」だと説明した。
続けて、
「自分を上書きしたくて、失った時間を取り戻したくて、立ち止まりたくなくて、そして少しでも自分が楽しいと思えることをしたい一心で、仕事をしてます」
と思いを明かした。「働くことは、社会と再びつながり、日常生活を普通に過ごすために必要不可欠だと思っています」とも述べた。
さらに、「毎日大量の誹謗中傷コメントや殺害予告が送られてくるのですが(私宛だけでなく、家族や仕事先にも)」と明かし、「日常生活の妨げになるので、お控えいただければ幸いです」と呼びかけた。
渡邊さんの投稿には、「ナギ〜辛いね でも、前を向いて進んで行きましょう」「生きたいように生きる。決めたナギちゃんを尊敬します」「どうかご自身を少しでもいたわってあげてください」といった声が寄せられている。